ブッシメン！ＴＨＥ ＩＭＡＧＥ ＭＡＫＥＲ（２）

著者名：小野洋一郎【著】

講談社（2014/01発売）

• ISBN：9784063523805

内容説明

亡き父の跡を継ぎ、仏師を目指している奈良崎玄造（ならさき・げんぞう）。一人前になるべく精進を重ねる毎日だったが、ひょんなことからフィギュア会社の三蔵法子（みくら・のりこ）に目を付けられてしまう。法子の思惑から、不本意ながらもフィギュア造りをすることになった玄造は、フィギュアの世界の奥深さを知り、仏像への想いを新たにする。そして、仏師として成長するため、ある人物への弟子入りを決意することに！　果たしてその人物とは――！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よきし]

1巻を読んだ時にはぱっとしない漫画だなぁ。まあ、こんなもんか、と思いながら読んだ記憶があるが、2巻はなんだか俄然面白くなってきた。一つ一つの物語がうまく説得力をもって描いていて思わず引き込まれる。どうも甘く見ていたようだ。嬉しい誤算ということでもう少し先を楽しみに読み進めてみよう♪

2013/06/11

[ha-g1]

天部のアイドル、阿修羅編。仏像のうんちくが自然に盛り込まれていて、さらにストーリーのキーワードにもなっているという緻密な構成に惚れた！秘仏と御前立ちのエピソードは良かったです。師匠やライバルも癖が強いこと強いこと。美人過ぎる仏師は笑ったｗ フィギュアの世界を突き詰めた人は仏像文化の入り口に既に立っていることになるのか…など妙な悟りも得られそうな一冊でした。面白かった。

2011/10/29

[ぽけっとふくろう]

　ぎぎ。

2019/09/14

[ぽぺ]

再読。なんとなく仏像好きだった自分にとっては細かい雑学とかも含めて非常に楽しめる作品。基本的にモノ作りが絡むこの手の作品は大好物で、必要とされる物の本質を探り求める様や限られた材料の中でも機転を利かせて妥協しない作品を仕上げていく様子など大変ドラマティックで面白い。ライバルとして登場する偲の業界を憂う姿勢も真摯であり、その情熱故同志に手を差し伸べる姿は美しく、キャラ作ってまでブログでアピールしておいてそれがばれて照れているのも可愛い。好みもあるかもしれないが、自分は勢いのある描画にも惚れました。

2013/03/29

[じい]

もっとフィギュアの世界に寄っていくかと思ってたけど、意外にも仏像よりに話が進んでいく。仏像の見せ方にこだわった話は、そういうのがあれば新しい仏像であっても見に行きたくなるなと思わせる話しだった。

2012/05/05