内容説明
どのような道を どのように歩くとも いのちいっぱいに 生きればいいぞ(本文より)強いまなざしで、あたたかな手で、子供の成長を見守る一人の父親として生み出したことばの数々。出逢いと出逢いのその先にある、かけがえのない家族のしあわせをテーマにした書、詩をあつめました。未書籍化作品を多数収録したオリジナル編集でおくる、「相田みつを ザ・ベスト」シリーズ!
目次
しあわせは
いまが
逢
そのときの
タイミング
声
ラクしてカッコよければしあわせか―負ける練習
子供の扱い‐その時‐あなたならどちらを…?
まける人の
中ぶらりん〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陽子
43
何回も戻って言葉を追いたくなる。 時々開いてみたくなる。そんな言葉がいっぱいだ。相田みつおさんは、ありのままの人間を見つめ、自分の心(良い部分も、見たくない醜い部分も)を見つめているから、共感ができる。親の在り方の対比、興味深い。最初に失敗や恥をかくことを体験しておくと、その後の人生を負けずに生きていける。死ぬ時は何にも持っていけない。だから、ひとつでも人のためになることをしておかなければと思うようになった、焼き場の側に田んぼを持つ人のお話。深いなあ。2024/12/10
ぱんにゃー
33
しあわせは いつも じぶんの こころが きめる みつを (コ)2014/06/13
なおっぴ
6
「しあわせは いつも じぶんの こころが きめる」 しあわせは、よろこびは、いつも誰かのおかげでそこにある。自分の得ばかり考えてしまいがちになるけれど、ほんの少し立ち止まって、周りの人のことを考えれられる人でありたい。情けは人の為ならず。。2023/06/13
T坊主
6
自分の子さえよければという親のエゴが子供自身をダメにしている。自己中心的なわがままなブレーキのきかない子を作っている。つまり親そっくりの子供になっているという事。親よりも苦労する事があっても、親よりもたくましく、粘り強く、人生を生きぬいてゆく力と知恵を子供に与えておくことが一番の親の愛情であり、義務。2013/12/24
江口 浩平@教育委員会
5
相田みつをさんの子育て論が面白かった。私には子どもがいないが、負ける練習をわが子にさせておくということは、なかなか出来ないのではと思う。自分の思いが通らぬことのほうが多い社会で粘り強く生き抜くために、不条理さに耐え抜く練習もしながらも、それと同時に背中を支えてくれる相田みつをさんの優しい言葉が必要なのだろう。2015/12/15