内容説明
企業の統治能力が問われている。経営改革をめぐって、しばらくは試行錯誤が続くだろう。だが、人真似からは何も生まれない。欧米に追随するだけでは、結局、欧米を抜くことはできない。私達は、日本的経営の源流をしっかりと学ぶ必要がある。
目次
第1章 問われる企業の統治能力
第2章 企業とはいったい何か
第3章 日本企業はなぜ強かったか
第4章 日本的経営はどこから来たか
第5章 日本的経営はどこへ行くのか
第6章 二十一世紀の企業像
第7章 企業トップの条件
第8章 全員リーダーの時代
第9章 新日本人の誕生へ
著者等紹介
吉村久夫[ヨシムラヒサオ]
1935年佐賀県生まれ。58年早稲田大学第一文学部を卒業し、日本経済新聞社に入社。69年ニューヨーク特派員、75年日経ビジネス編集長、83年日経産業新聞編集長、87年日経マグロウヒル社(現日経BP社)取締役、98年同社社長、02年同社会長。現在同社特別参与。大阪経済大学客員教授
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感想・レビュー
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Yasutaka Hori
2
エセンスが詰め込まれた本かもしれないけど、範囲が広すぎて集中して読みづらかったな。。。とにかくこの本では「これを伝えたい」という筋がよくわからないというか。日経BPに長く在籍していらっしゃった方なので多くの経営者とも交流をお持ちだろうし、本来学ぶべき点は多いのだろうけど、ちょっと勿体無い本な気もする。一方でここ最近、自分自身「読み急いでいる」ことも自覚しているからそれが原因かも。随所に種なれば立処皆真なり という言葉が非常に響きました。2019/07/08
Eiji
0
経営やリーダーシップに関する、あらゆる本の良いところだけを抜粋して紹介している本。そういう意味で、これ一冊読むだけで、何冊も読んだ価値があった。経営する側として、いろいろ頭を悩まし続けたが、新任役員も頼りになるし、関ヶ原の合戦が始まる瞬間のように、霧が晴れつつあるような感じがある。だから今は、これからのことを考えると、むしろワクワクしてきている。そしてそれをまた、この本は後押ししてくれた。 2005/10/30
夢仙人
0
日経ビジネス元編集長が2005年当時の実践的経営術をまとめたもの。いろいろと参考になった。2010/08/20