GA文庫<br> 彼と人喰いの日常

個数:1
紙書籍版価格
¥649
  • 電子書籍
  • Reader

GA文庫
彼と人喰いの日常

  • ISBN:9784797366983

ファイル: /

"Reader"および"Reader"ロゴは、ソニー株式会社の商標です。

内容説明

突如高校生の神咲十夜とその幼馴染である来海立夏のクラスに転校してきてた謎の美少女、大神黒衣。じつはその正体こそ……… 『月に一度、人を一人喰わせてもらう。それがわしとの契約じゃ』 十夜がとあるきっかけで契約してしまった巨狼の妖───人喰いだった! 「大神さんは、十夜君とはどういう関係なんですか!?」「あら、婚約者ですけど何か?」 さらには、事情を知らずにヤキモキしている立夏にまでとんでもないことを言いだす始末。果たしてこの人喰いの目的とは? そして少年は契約に何を望む? これは彼と人喰いの“日常”の物語。『末長く、よろしく頼むぞ我が主』 ※電子版は文庫版と一部異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

半熟タマゴ

13
バッドエンドまっしぐらな話なんだけれど、そこまで暗い気持ちにならずスラスラと読めた。想い人ではなく黒衣と共に生きることを選択した十夜の行く末を見届けたい。2015/05/21

空箱零士

11
★★★☆ 力を得る、ということを考えてみる。絶対的な力。名前を書くと人を殺せるノートで新世界の神を名乗った人間もいたけれど。過ぎたる力が人を幸せにすると限らなくて。その力を行使したからといって愛する人が幸せになってくれると限らない。それでも力を捨てるにはあまりに重い罪を背負ってしまった。だから罪を背負って生きる。罪を生み出す力を愛する人の幸福への行使するために生きる。たとえその幸福をその人が感知出来ずとも。力は嗤う。人間は面白いと。力と幸福が必ずしも比例しないのが人間で。だからこそ悲劇は存在するのだから。2015/10/12

Yobata

10
リンチされ殺されかけていた神咲十夜の頭に「助けてやる」と声が響く。その声に応じると、そこにはリンチしていた三人の死体と一人の女だった。その女は巨狼の人喰いの妖で、「月に一度、人を喰わせる」という契約をしてしまっていた。契約に従い月に一人名目上殺さなければならなくなってしまった十夜。重い悩みに苛まれる事情とはお構いなしに、幼馴染の来海立夏が話しかけてくる…。人喰いと暮らすことになってしまった少年の物語。DEATHNOTEを遣わざるを得なくなってしまったみたいな話。DEATHNOTEの夜神月は積極的に使用し→2013/07/14

タク

8
第3回GA文庫大賞奨励賞受賞作。人を喰らう巨狼の妖と主従契約を結んだ少年の、とある決断/この手の作風としては文体にゴスっ気が足りない/「動機は退屈」ってキーワードより一歩踏み出す時期はとっくにきてるのだよね、多分/序盤で十夜が確認しておくべき契約に関する設定が終盤まで判明しないのが、物語への没入感を削ぐ一因かも2012/12/24

ころん

8
どうして主人公は不良に目をつけられたのだろうとか、細かいところが気になったりもしたけど、全体的にサラッとしてて読みやすかった。何があっても、黒衣の行動がブレないところがすごく良い。2011/09/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4074100
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数4件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす