寺侍市之丞 - 長編時代小説

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寺侍市之丞 - 長編時代小説

  • 著者名:千野隆司
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 光文社(2013/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334763022
  • NDC分類:913.6

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内容説明

棚橋家の次男・市之丞は、母の使いで面会した寺社奉行・阿部正精に、ある寺の復興に手を貸すよう頼まれた。寺の名は青柳山大恩寺。精彩を欠く寺だが、策を講じて興業で復興を図ろうとする市之丞。しかし、行く手には大きな壁が。御開帳の成功を阻む敵に、天真正伝香取神道流の達人・市之丞の剣が撥ねる。大恩寺の復興は成功するのか。江戸情緒溢れる新シリーズ第1弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

退院した雨巫女。

7
《母‐図書館》寺の開帳をする意味や、それを行うことが、いかに大変かよくわかりました。今までにない展開にドキドキワクワクで、面白かった。2012/04/21

nyaboko

6
冷や飯食いの次男坊が、とある寺の再興のために試行錯誤しながら奔走する話。内容は難題を一つ一つクリアしてくサクセスストーリーと、オーソドックスなもの。ただ、情景描写や時代小説ならではの解説が丁寧にされていて、私にはとても読みやすい本でした。また、主人公の朴念仁っぷりが個人的にとても好み。藩がらみの陰謀もチラと出てきたので続編が楽しみです。勧善懲悪的な軽いお話が読みたい方にオススメ。2012/03/22

だいしょう@SR推進委員会

4
おばさんは、懸命に働く若者が好きです。それを応援する頑固な親父も好き。若者を見守る少女の存在があれば言う事ありません。なので、これはツボに入った作品。寺の改築資金を集めるという一風変わった設定は、なかなかに楽しい。読んでいて、市之丞のアイデア一つ一つがうまくいくと、一緒に喜んでしまいました。ただの金儲けではなく、そこに「経済」という概念があるのがよかった。捕物の雰囲気もあり、剣を振るう場面もありと、続編への期待大です。2011/11/11

ナツメッグ☆

4
寂れてしまったお寺の再興に智恵を絞る主人公。そのアイデアがいちいち面白い。主人公をとりまく女性陣も彩りをそえ、しったりチャンバラも用意されています。しかも次作へつながる仕組みもちゃんとされています。一気に読めました。「時代小説の城山三郎」をめざせ。2011/09/14

M2

3
若き侍が知恵と行動力で寂れた寺を復興させるという物語が目新しくて面白い。主人公はじめ魅力的な登場人物が多くすらすら楽しく読めた。意外性がないのがちょっと残念かな。次巻はどんな話になるのか楽しみ。Wヒロインの存在も気になります(笑)2011/09/24

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