内容説明
冷夏霖雨のため米価が暴騰する文化5年、江戸の米問屋が相次いで襲われた。寺侍の棚橋市之丞は不順な天候と貧しさに喘ぐ者たちに心を痛めていたが、飢える者のために炊き出しをしている寺があると聞き、訪ねることに。しかし、そこに違和感を覚えた市之丞は、その寺を調べ始める。寺を舞台に繰り広げられる大活劇。江戸情緒と爽快感満載! 待望のシリーズ第4弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんた
2
市之丞さんは、祥と雪絵どっちもすぎたもんじゃといいながら、どっちにもそれなりな態度は嫌じゃわぁ。 働きぶりはいつもながらの一件落着に、今までの登場人物達が協力者として増えて再登場にワクワクする。2018/03/21
ひさか
2
4巻めは、無理の無い、捕物仕立てのお話で、楽しめました。宿敵めいたお庭番が暗躍するし、大奥での情報収集等見せ場も多かったです。雪絵と祥と市之丞の関係も面白い。次巻も期待します。2013/10/22
ナツメッグ☆
2
「打ち壊し」にからむ、思わぬドラマの展開をてきぱき書き進む筆致が心地よい。大奥勤めの淡路の悲しい過去と雪絵、市之丞の現在をうまくつないだのは筆者の巧みの技か。巻末の"それを聞いて、市之丞は困惑している。……(雪絵も祥の)どちらも自分には過ぎたるものだと感じたからだった。"と終えているのが意味深。 後ろ盾の阿部正精の復権と、ダブルヒロインとの恋のさやあての決着もそろそろ見たいところ。読みどころ充分の次回作に期待(^-^)。2013/03/16
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