内容説明
半年前、あの荷物を受け取っていなかったら。余計な同居人にも、襲いかかる刺客にも悩まされることはなかっただろう。恋をすることも、その相手を守るために人を斬ることもきっとなかっただろう。それまでのように、一人静かな毎日を過ごせていたに違いない。しかし――それでも伊織は思う。自分とクリスは出会うべくして出会ったのだと。たとえ向かう先が妖精の書の残酷な導きだとしても、必ず家族を守ってみせると――。伊織とクリス、最後の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
8
一応終わりだけれど、他の作品を書くネタが無くなったらいつでも再開できます。的な展開2012/11/29
彩雲
8
久しぶりのシリーズの一気読みでした。やはり楽しい。作者の感性が心地良い良い作品でした。主人公に媚が無く、真ヒロインは崇高。小さな妖精たちはとにかく愛らしく(こんなに子供が子供として可愛い作品は珍しい)。弱さを抱えた者には適切な展開。憎むべき敵は最後まで不快に(全く同情の余地がなくすっきり嫌える敵って嬉しい)。過酷な展開でありながら、各所に小さな幸せを残してくれた事もとても嬉しい。いや、ほんと楽しかった。今後、嬉野氏は作者買い確定です。尚、コメントにはネタバレ上等で各キャラへの感想を書いています。(w2012/08/25
火烏
5
陰惨なラストを予想してこわごわ読んでたけど、予想外だった。例の二人とか。さつきと山崎をくっつけて遠ざけるなんてことは露ほども考えなかったのだろうか。冗談だけど。モラトリアムのおとしまえは知りたいかも2011/08/27
nawade
4
★★★☆☆ 牧島さつきはあきらめない。が、最終巻の感想だと!?とりあえず完結したけど第一部完のような印象が強い。楽園の謎にもっと踏み込んだ終わり方にして欲しかった。エルクドゥーンはシリーズを通して一番不憫なキャラになっちゃいました。誠心誠意をもって使えてきた主人を最後にあんな男にもっていかれちゃ、やり切れないでしょ。人物紹介のリリオの欄が・・・。2011/08/28
史
3
「世界の行方はわからん」という結末。うーん。番外含め12巻なら楽園の真相まで辿り着いてくださいよと。明確な願いを叶えるところをやってくれないとスッキリしませんよ。全巻を通してテンポがよく、ステレオタイプな悲劇は臭わすだけで起きずに終わって(その作品だけで表現できる悲劇は好きなのです)、最後の安全圏にいるヤツをぶちのめすその快感は良かったですけどもね。ただ終わりよければというほど締め方は良くないですし、中盤の不愉快を覆せるものでもない。今更全巻読んでくださいとは勧められない作品、という感じでどうでしょうか。2026/05/30
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