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内容説明
29歳、そろそろ私たち『コドモ』卒業。「妊娠させたオレ」「母になるワタシ」「浮気されたアタシ」ぐるぐる繋がるオトナ未満の第三次性徴白書!!――浅尾温子(あっちゃん)は卵巣腫瘍が見つかって手術をする。岩城晃平(コーヘー)の子供を妊娠中の高野ゆう子(たかのさん)は、子供を独りで育てるため、仕事を辞める。……三者三様、卵に振り回される最後の思春期、第三次性徴白書!!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
79
こうへいが目玉焼きを作ったのと別の日、あっちゃんが目玉焼きを作りかけて途中からスクランブルエッグに変えたのがとても象徴的で心に残った。リアルで印象深いセリフも多いし、とにかく心理描写が細かくて丁寧。穏やかに静かに流れていくように見えている表面の時間がせつなく、時には救いにも感じる。二人が求めているものさえ一致すれば、なんとかやっていけそうなのだが、まだ方向が見えないまま不穏な予感がたちこめていて時々緊張感が訪れる。あと高野さんの母親と庭師のおじさんが、大人な信頼関係を感じさせていてちょっと興味が沸いた。2013/07/16
yoshida
60
危ういバランスで繋がるあっちゃんとコーヘー。高野さんとあっちゃんが病院で会話する。あっちゃんの病気は想像以上に重く、自然妊娠の可能性は限りなく低くなる。高野さんとお母さんは似ている。それを取り持つ源三さん。まさかのあっちゃんとコーヘーと高野さんの遭遇。コーヘーはあっちゃんとの結婚を決意するが、あっちゃんは家を出ると言う。重たい話。独特の空気感。そもそもはコーヘーが悪いのだが、雨降って地固まらず。なんと言うか先が読めないな。因果な話です。2015/03/16
wata
34
自然妊娠が難しい身体になったあっちゃんと、お腹に赤ちゃんがいる高野さん。同じ病院だなんて…コーヘー嫌だ(T_T)こんな彼氏。焼き白子…今日食べたなぁ…。2015/02/09
くりり
32
卵巣腫瘍の摘出で自然妊娠が難しく...白子食べたいって、どんどん泥沼になってるのに、晃平はお気楽♪2015/01/31
ほむら
22
そんなリアル想像妊娠みたいな病気もあるんですね。人体って不思議…。晃平くんなんか「俺は決意した、何もかもうまく行く」みたいなやりきった感丸出しの顔してますけど全然そんなことないよ。高野さんとあっちゃんが微妙に顔を合わせてて、認知するとかいって責任とったつもりになってて、あっちゃんは子供ができないかもしれない。全然丸く収まってないじゃん…。「結婚したい」意思が晃平にあるだけ、まだいい気がする。そのおかげであっちゃんはまだ選べるから。彼と続くか、終わるか。2013/10/19