後巷説百物語 - 1巻

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後巷説百物語 - 1巻

  • 著者名:京極夏彦/日高建男
  • 価格 ¥628(本体¥571)
  • リイド社(2014/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784845841301

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内容説明

行奉為(おんぎょうしたてまつる)――――怨嗟の声が闇に響き渡る刻あやかしの姿は必ず現世に現れる・・・・・ 妖怪仕立ての珠玉のミステリー、新シリーズ開幕!!時は明治―― 『ゑびすの像の顔が赤くなると島が滅ぶ』という文献を見つけた若者四人は、真偽を確かめるべく怪談奇談に精通する老爺一白斉の閑居を訪ねた。その昔”山岡百介”と名乗っていた老爺は伝承にまつわる自らの体験談を語り出す。 ”又市一味”が関わった大仕掛けの顛末を―――

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yucchi

25
続巷説百物語から時は経ち、百介が自身の若かりし頃の体験を若者達に語る形式に。百介にとって又市達と過ごした日々は年老いても忘れ難い出来事だったのだろう。ある閉鎖的な島に流れ着いた又市。客人として歓迎されるも残忍な島主に段々と追い詰められる百介。逃げ場のない孤島で又市が現れた時の安心感たるや(´ω`) 1冊で1話完結なので読みやすい。2016/04/04

APIRU

8
京極夏彦先生の名著『後巷説百物語』。その中の一篇目「赤えいの魚」のコミカライズです。多少オミットされている部分もありますが、ストーリーは概ね小説を踏襲しており、またコミカライズとしてのアレンジもそこそこ加えられています。凶賊に襲われ流れ着いたは孤島の絶界。異形の島で行われた小股潜りの「仕掛け」が、語られる事で明治の御世に甦る。小説においてもすこぶるインパクトの強かったストーリー。己の立っている場所は盤石な地表などではなく、たまたま浮上してきた魚の背中なのかもしれない、という示唆はやはり肯うものがあります。2023/09/19

夏野

4
一冊一話完結。明治の世、一白翁の語る江戸の昔のお話。この老人が、老いた百介なわけですね。今回は「赤えいの背中」 隔絶された島の恐ろしい掟は、その昔の六分の呪いでしょうか。まわり全部が狂ってて、そこから抜け出せない閉塞感。又市があらわれてほっとしました。あいかわらずかっこいい。2011/08/11

うぃ

1
2.5 原作既読だけどすっかり忘れていたので新鮮。でもこの巻はあとがきがいちばん楽しめた。Wiiでカラオケて(笑)。2011/11/04

Minky

1
赤えいの話。小説で感じた島の狂気をうまくコミカライズされていたな。2011/08/31

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