タックス・ヘイブン - 逃げていく税金

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タックス・ヘイブン - 逃げていく税金

  • 著者名:志賀桜
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • 岩波書店(2013/05発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784004314172

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

91
前半はタックスヘイブンについてよくわかり、後半は著者の今までの経験に驚いた。こんな経験をした人が世の中にいるんだなと思った。2013/05/06

ゆかーん

56
「パナマ文書」の情報漏えい。これによりタックスヘイブンの多くの企業名が明らかとなってしまいました。日本の企業も数多く掲載されていたことでしょう…。100億円上の資金を持つ高所得者たちが租税回避を企み、生まれたのがタックスヘイブン。ペーパーカンパニーを所有し、多くの資金を闇に葬るその手法は、世界各国で行われています。法律の穴を見つけ脱税しようとする、彼ら手口の一番の被害者は、中間層のサラリーマンです。自国の権益を守ろうとする、先進国経済の形を崩さなければ、タックスヘイブン退治の成功は難しそうです…。2016/07/22

Y2K☮

39
タックスヘイブンに転居する、或いはペーパーカンパニーを作り、知的財産権などを移して在日本法人の利益を消す。これだけで日本の高い税金を回避できる。後ろ暗いカネをタックスヘイブンの銀行に預けると、秘密保護の厳しさ故にそこから先の動きを辿られずに済む=マネーロンダリングの温床。国外に逃れた膨大なカネはヘッジファンド等で複雑な金融商品に運用され、予期せぬ形で破綻して世界中に不況の連鎖。消費増税などでバカを見るのは真面目に働く中間層。法人税を下げて大企業に媚びるよりも日本国籍を持つ者の全世界所得に課税できる制度を。2016/11/28

リキヨシオ

28
タックス・ヘイブンの3つの特徴は、1・まともな税制がない、2・固い秘密保持法制がある、3・金融規制やその他法規制が欠如している。そこで行われている悪事は、1・高額所得者や大企業による脱税や租税回避、2・マネーロンダリングやテロ資金への関与、3・巨額投機マネーによる世界経済の大規模な破壊。タックス・ヘイブンの真の問題は「秘密性」と「情報の不開示」にある。所得税制を強化するとさらに租税回避が増える…その分だけ負担する税金のシワ寄せは絶対にこちらに来る…それでもタックス・ヘイブン退治するのはとても難しい…2016/10/04

masabi

22
タックス・ヘイブンに関する解説とタックス・ヘイブンを経由した金融危機や法の抜け穴を利用した事件の実態に触れる。タックス・ヘイブンの基準としては、税制の欠如、秘密保護法制、金融監督の欠如が挙げられる。タックス・ヘイブンは産業のない小国だけでなくロンドンやニューヨークなどの先進国にも存在することに驚く。新自由主義の展開と共にマーケットに膨大な資金が流入することでマネーゲーム、金融危機が頻発した。資金の流通経路にはやはりタックス・ヘイブンが存在している。2016/04/28

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