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内容説明
がんの治療にあたり、患者と医師は何をめざすべきでしょうか? 本来は、がんに負けない身体を作って余命を延ばすことと、QOL(生活の質)を維持することではないでしょうか。しかし残念ながら、現在のがん治療では、そうしたことよりも「目の前のがんの大きさを小さくする」ことに主眼に置く傾向があるようです。確かに、抗がん剤を使えばがんはある確率で小さくなります。しかしその後、多くの場合でがんは再度大きくなるのです。余命を延ばすために大切なのは、体重と血液中のタンパク質の濃度です。この二つを維持するため、積極的に動物性タンパク質を摂取する必要があります。また、がん細胞にはビタミンCが効きます。がん細胞はブドウ糖と形が似ているビタミンCを積極的に取り込み、ダメージを受けるのです。本書は、これらの理論に基づく「トータル栄養アプローチ」を紹介。さらに抗がん剤、免疫、がんの原因なども取り上げ、がんとの闘い方を考えます。
目次
第1章 正しく栄養わ摂るとどうなるか
第2章 がんの一生
第3章 がんと栄養
第4章 がんと戦う身体の免疫
第5章 がんへのトータル栄養アプローチ
第6章 オーソモレキュラー療法について
第7章 がんに負けないための栄養素
第8章 がんの原因
第9章 がん治療の問題点
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ただの晴れ女
5
精神医学的側面でみた栄養療法については知っていたけど、がんの治療って側面からの本を読むのは初めて。他の治療を継続しながらも続けられる、っていうのがいい。貧血状態が、がん細胞の好む乳酸をたくさん生み出すとか、理論は納得できるものが多い。がん治療としては実際体験していないから、どれほど効果があるかわからないけれど。個人的には、栄養療法のおかげで、起き上がれないほどの不調も改善されたし、風邪もひきにくくなったので、試す価値はあるかと。ただ保険適応じゃないのがネックだよねぇ。2013/01/26
ヒロリーナ
2
いや~、かなり衝撃的でした、信じてたものと真逆なんだも でもがんのメカニズムが素人にもわかりやすいし、納得しながら読めました 、読みながら ドクターの温かさが伝わるがんの本でした 2012/07/10
Masataka Nabeshima
2
これは、ゲルソン食事療法などいままでの玄米菜食の食事療法をやってきた人にはある意味衝撃かもしれませんね。すごく参考になりました。この本に書いてあることが極めて自然で理にかなってる感じです。2012/06/30
ヨハネス
1
母が、がんになった人にやたら玄米菜食を勧め(押しつけ)るのが気になっていました。科学的に納得できる説ここにあり。母に読ませたかったけど、少々目が悪くなってきた母には字が小さかったらしい。残念。あ、肉食だけでなく「笑うことでがんが治る」とか「ビタミンの大量投与」とかの情報もあります。2013/07/21
kiwipop
1
以前もメガビタミン療法がもてはやされたときがあったが、再び注目を浴びているようだ。実際どれだけ効果があるのか気にはなる。2011/07/25
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