内容説明
江戸時代 ── 寛延年間に村人すべてを殺戮したという怪異「鏖」。長く封じられていたはずのそれが、眠りから覚めた。総本山、御蔭神道の名だたる手練が犠牲となり、関係者を震撼させていた。 へそ曲がりで有名な九条湊の仕事を選ぶ基準は、「面白いかどうか」 だという。人を跡形もなく吹き飛ばす、前代未聞の怪異 ── だが湊の腰は重い。皮肉げに 「解決してみせるが、期待はするな」 と不可解な言葉を放つ湊。 実はこの事件には恐るべき秘密が潜んでおり ──。事態は驚くべき展開を見せていくのだった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ううち
66
主人公は相変わらずの毒舌ですが、読みやすくて面白かったです。沙耶ちゃんとユウキくんがそれぞれに行動して成長した姿が見れて良かったです。なんだかんだでチームの絆というか信頼のようなものが出来てきたのかな。怪異の描写は切なくてちょっと泣けました。2014/11/07
た〜
66
オカルト?ミステリ?やっぱりオカルトでした。お子様二人が大人の策略合戦に翻弄・・・される要素もっとつよくしても面白いかも。2013/03/27
bookkeeper
55
★★★☆☆ 再読。法力・神通力に長けた異能者でも慄く極め付けの怪異に、何の能力も持たないミナトが立ち向かうシリーズ第二弾。今回は村落を丸ごと滅ぼす圧倒的な攻撃力で江戸時代より語り継がれる"鏖"(漢字出ねぇ…)。プロローグで僧侶パーティがなす術もなく全滅し、期待度爆上がりです。例によって好感度0、憎まれ口を叩きながら辿り着く予想外の真相は…。うん…怪異のメカニズムとかはなるほどねーと思わなくもないんだが…なんで都合よく攻撃的な時と場所で発現しちゃうかなーと。敵の正体と哀愁漂う最期は好き。彼に車は貸しちゃダメ2026/03/20
ヒロユキ
51
ミナトみたいなタイプの主人公が謂われなき罪を着せられるという王道かつお約束展開。相変わらずミナトの怪異を現象として解釈して科学的に解き明かす手法はお見事。鏖というおぞましい名前の怪異に対して、切なくて幻想的な物語の締めのギャップがいいですね。2013/03/27
秋製
30
シリーズ物。湊の事務所に、2つの大きな組織から沙耶とユウキが入り浸るようになる。2人の後見人は湊と面識があり、どんな関係なのかちょっと気になった。真面目で真っ直ぐすぎる所がある沙耶、歳の割りに大人びた感じのユウキ。ある話が切なくて「怪異」は怖いものだけじゃないと、知っていたけど遣り切れない思いを感じてしまった。2013/06/22




