内容説明
「彼(か)の人は、この地において、その人生のなかでもっとも甘美な時の一つをもった」。大正10年、皇太子裕仁は初の欧州外遊で自由の味を知る。しかしその青春は早すぎる終焉を迎えた。帰国後、原敬首相暗殺、関東大震災、虎の門事件などが続発し、世情が不穏の相を濃くする中、やがて大正天皇が崩御。ついに裕仁の時代が訪れる。
目次
皇太子のマナー教育
イギリスの立憲君主制
戦禍の教訓
福祉国家という課題
英国との連帯
美しき田園
共和国フランス
ローマ法王との邂逅
原敬暗殺
摂政就任
関東大震災
虎の門事件
婚礼のかげで
新婚の日々
大正の終焉



