内容説明
バルフォア家の娘として何不自由なく暮らすカットは、大富豪の父から、地中海をクルーザーで旅したらどうかと言われた。喜んで提案を受け入れ、カットは豪華な船に乗りこんだ。ところが彼女を待っていたのは客としての待遇どころか、従業員用の小さな船室と、乗組員の食事の世話や掃除という労働。しかも船のオーナーは、昨年の慈善舞踏会の夜に出会い、親しくなりたいと願った彼女を軽蔑とともに拒絶した男性――スペインの実業家で元闘牛士のカルロス・ゲレロだった!そのうえこの旅は、娘の自立を願う父のさしがねだという。カルロスにこき使われ、再び屈辱を味わわされるなんて……。■名家バルフォアの八人の娘を描く〈愛に戸惑う娘たち〉第二作は、いま最も勢いのあるS・ケンドリックが執筆。気ままなお嬢様に見え、実は繊細で奥手なヒロインが魅力的です。ハーレクイン文庫より、著者の秀作『禁じられた追憶』も発売中。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サティーシャ
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バルフォア家の娘のお嬢様カットと、恩人のカットの父から、地中海クルーザーの従業員として雇うことになった元闘去士で実業家のカルロス。途中からできることを一生懸命に頑張るカットがよかった。2015/08/14
くろうさぎ
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順不同で読んでるので、よくわからないが、、とんでもない父親だわな・・・・。スキャンダルに結びついちゃうのは、もともとはこの父親のせいでは・・・?しかし、バルフォア家のお嬢さんたちは、皆初心な妊娠しやすい人たちなのかしら・・?2012/06/03
Mari
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★★★2012/01/20
MOMO
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苦手なのよ、私・・・こういうシチュエーションって・・・いや、別にカットちゃんが嫌いなタイプだとか、カルロス君の決め付け傲慢態度が気に入らないとかではなく(むしろカットちゃんは好みです)、我が儘お嬢さんだろうがなんだろうが、綺麗なおねぇちゃんが実の父からだまし討ちのような行動を取られた挙句に、困難な状況に陥れられるってぇのが嫌いなのよ。おまけに、この暴君おやじは最終的には感謝を期待してるしさぁ・・・ あぁ、このおやじ、できればグーで殴ってやりたい・・・2011/06/30
みろん
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召使いとしてヒーローの元で働くことになった甘やかされた令嬢と、そんな彼女をヒロイン父のたっての願いで雇うことにしたスペインの元闘牛士の実業家とのロマンス。 ここまでくると、ヒロイン父オスカーの策士っぷりにはニヤリとしてしまう。 喰えない男だわ(笑)。 2011/06/22