特上カバチ！！ －カバチタレ！２－（２５）

著者名：田島隆【原作】/東風孝広【漫画】

講談社（2012/03発売）

• ISBN：9784063729917

内容説明

愛猫と市営住宅に暮らす種田（たねだ）は、ある日突然市役所からペットの飼育禁止を言い渡される。ペットを手放すか、部屋を明け渡すかの選択を迫られ、ペットを飼っている住民たちは金田（かねだ）に相談。金田は役所に住民への説明会を開かせることで、事態の打開を試みるが、説明会でペットを飼っている住民と飼っていない住民の意見が対立。事態は悪化してしまう！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ST ONE]

死んだ犬に対して、慰謝料などを認めた判例があるそうだ（H18.3.15名古屋地裁）。動物は法律上、物扱いなので、 慰謝料なんて認められないと思ってたけど。。。

2014/04/15

[柊龍司＠中四国読メの会＆読メ旅＆読食コミュ参加中]

犬を飼ってはいけない市営住宅で犬を飼う、よくある話だけどカバチで完全に解決はしないところがなかなか。 まぁ、それよりも近所の市営住宅では所得制限のあるところで500万円の新車を買える人がいる方が不思議だけどね。

2011/05/09

[くにちゃん]

自治会内での会話、｢君、○○で働いてるんだったら、今回の件は頼むよ〜｣思わずあるあると納得してしまいました。 あと、役所の人達だって、過去の怠慢を正すために頑張ってやったことだから、あまり攻めないようにしましょう〜。

2011/05/20

[イケダ５→１]

ペット葬儀詐欺かと思いきや、そちらに話が転がっていくのね～、という感じでした。どんなに家族扱いでも法的には物扱い、というのが、法の未整備扱いを思い知らされました。

2011/05/05

[uburoi]

ペットと法律がテーマのドラマ。悪徳ペット葬儀屋からペット禁止の公営住宅からの立退き（またはペットの処理）を市役所から迫られた住民たちの反対運動、そして愛猫を車ではねられた飼い主の賠償訴訟と複数の事件が重なって深刻化する。役人も猫をはねた老人も意地を張るせいで話が悪化するわけだが、間に立つ法律屋の粘り強い対応で解決に向かう。行政、政治家、警察までからんでくる流れが面白くてなかなか勉強になる１作。

2014/10/11