内容説明
街の異変は激しくなり、人々を襲い始めた。指を失った時計士シリルは、壊れてしまった〈世界時計〉を直すため、世界中に飛び散った部品を集め、不死身の町兵アンスルらと運命の地へ向かうが!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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**ホラー・上下巻感想**世界の法則は突如として崩壊した。市街は奇怪な昆虫に変わり果てた住民で溢れ、街の治安維持部隊と骨肉の争いを繰り広げるまでに荒れ果てる。青年シリルは、危機に陥った一人の治安維持兵を救う。それが絶望の夜闇への入り口とも知らずに――崩壊する世界の中、誰しも複雑な事情を抱えて生きている。物語上の時間経過は1カ月程でありながら、バラバラな人間関係がたった1つの目的に収束し固く結び付いて行く。その様は、まるで巨大な時計の中にある一つの小さな時計の様に隠喩出来る。時計にまつわるニクイ物語、良書!2012/12/30
てんとうむし
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上巻のボリュームに対して下巻はあっさり終わった気がする。世界観に慣れたからか?アンスルが可愛い。2016/12/06
_hrairoo
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退廃的な世界観が好きな中学生は気に入るよ。2010/06/02
ryoku
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ゆがんだ奇妙な世界の物語。2010/07/11
黄
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最後のぞっとする感じは…さすが2010/05/12