内容説明
「次に逢う時には、あなたの敵になっているかもしれない」──勝手に花嫁候補にされ転がり込まれていた挙句、とある狼藉を働かれますます意識せざるを得ない次期魔王候補・ラゼリオンがセシアに唐突に告げた言葉。そして悪魔は忽然と姿を消し……!? 同時に、青の薔薇騎士団とともにセシアが追いかけていた、会員制で秘密のベールに包まれたアリスの箱庭も消えたとの報告が! アリスの箱庭を支配する魔女・紅髪のアリスの情報を得るべく、セシアは無法街にて首領と呼ばれる少年ブラッドレイと会うが、そこでとある悪魔の存在を知り──!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅羽
4
シリーズ3作目。三番目の魔王子の登場。「スノー・プリンス」の通り名に反して結構黒い…(笑)今回はラゼリオンが少し本気の片鱗を見せ、セシアも彼に秘密を教えたりと、じわじわと仲が深まってきたようで、先が楽しみになってきました。2013/06/03
まろりん
3
とうとう出てきた継承戦の魔王子さん三番目、なんか可愛いじゃないですかw兄と争いたくなくてもセシアの為ならば覚悟を決めるラゼリオンもかっこいいなあ。セシアも言っている通りに実質200歳の貫禄で精神的に凄い大人なのにセシアと会ってから色々と感情の揺れ動きをみせるのがいいですね。沈着だが同時に母性本能もくすぐるというか、そういうラゼリオンとセシアのちょっとずつ進む関係がいいんですよね。サブキャラ達や、ちゃんと伏線はってる事件も毎回楽しみです。アルカインは毎回癒し。肉球青いのかよ…とちょっと思いましたがw2014/08/16
なりた
1
積読発掘。随分積んでたけど読み始めちゃうと一気なんだよね、コレ。あーもうセシアとラゼリオンのやり取りがかわいらしすぎる。姉ラブな昼の女王とのセシアをめぐる戦いとか読んでみたいかも。本編はアリス編終了? ギャングのボスと騎士団(?)の魔術師とを混同してしまう。登場人物が私には多すぎかも。発売済みの4巻は今度買ってこよう。★★★★★2010/08/26
さり
1
執事さんが相変わらず無敵すぎてすごいです。逆ハーモードが加速して行ってますが、基本的には魔王子様本命色が強いのでそんなに気にはならないです。2010/03/20
七奈
1
個人的には今回が一番面白かったです。あとがきを先に読んでまさか完結?と思ったり実際いろいろまとまったけど、まだ続きそうでよかった。クローディアの恋の行方が気になります。執事は今回も無敵でした。2010/03/15