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内容説明
ささやかなファンタジーと胸締めつける思いに溢れる、ある町の点景集、夏の記憶。月刊コミックビームで発表以来、その唯一無二の個性で、漫画ファンの大きな注目を浴びた、三好銀の連作集が、待望の電子化。月刊コミックビームに掲載したシリーズ読み切り5本を1冊に構成。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こかち
8
懐かしいような、穏やかで幸せな夏。でも、不意に切り込んでくる不穏さがある。答えが提示されなくて、不安で、心もとない感じ。でも、そこに引き込まれてしまう。この海辺は、きっと行ったことがある。2016/01/11
フロム
7
ビーム連載時から作品は完成されていると思ったが、読み直すと勘違いなのが分かった。この時はまだ目の間隔もマチマチで試行錯誤してるのが伺える。発想の飛躍も後半になってからで幻視を含め初期は日常のスケッチの比率が高い。ただ、「ここからは天国しか見えない」に象徴されるコンセプトはこの時点で確立されていてコレはシリーズ全編に渡って貫かれている。飄々としていて完璧主義者なイメージの三好銀でも試行錯誤はするのだな。いや当たり前か。2019/03/25
フロム
4
再読2011/04/01
gongxia
4
物語の流れはあるのに、なんかしんとした、この漫画の空気感がすき。2017/07/26
きし
4
三好銀の漫画はカルピスのようだ。さらっとごくごく飲めるのだけど、最後に何か残るものがある。とはいえそれは嫌なものではない…。なんとも言えない、好きな異物感のある物語。まじない女のトマトソースなどをまとめた短篇集を出してくれないかと期待。出たら絶対買います。2009/12/30