内容説明
「修祓師」とは――人を襲い魂を食らう存在・荒御霊の浄化を生業とする者たちのこと。一人前の修祓師を目指して仲間と修業に励む恵那は、十六歳の誕生日に不思議な呼び声を聞いた。声に導かれて目にしたのは、無限に花を咲かせる桜の巨木と、その虚の中で眠る白髪の美丈夫。彼は目覚めた瞬間恵那を抱き締めると、問答無用で「下僕になれ」と命令してきて――!? 超傲慢、かつ居丈高な「自称神様(?)」に翻弄される恵那の運命は!? えんため大賞作家が渾身で綴る、煌びやかに躍動する戦いと恋の新境地が登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
22
全体的にあっさり目。主人公、恵那の憧れの伊之助先生が魅力的に写らず、荒御魂と対面して態度が豹変しても恵那のように動揺しなかったし。何故か身動きの取れなかった扶人に対しても同様で、最後まで物語にのめり込めなかった。2023/02/25
魚占
2
よくいえば、あっさり。悪くいえば、浅い。主人公、恵那の感情はころころとよく転がる。ほのかな恋心から両親の仇への憎しみ、無力な自分へのくやしさ。扶人への興味とヤキモチ。ひとつひとつの掘り下げかたがいまひとつだから、決意を新たにしても、軽い決意にみえる。前世の自分を、自分の中に感じて、あっさり受け入れてしまうあたりは、それでいいのか、とツッコミたくなった。登場人物は魅力的だから、もっと感情的な交流がほしいところだ。軽く読めるのはいい。次巻に期待。2010/06/15
ma-no
2
前作「紅蓮の翼」は無国籍風だったけど、今回は和風。バトルの描写がきびきびしていて好きです。先生はただ冷徹なだけなのか、腹に一物あるのか… 気になります。2009/10/21
一条梓(アンフィトリテ)
1
図書館で借りました。ヒーローの待ち人の生まれ変わりがヒロイン。ヒロインが自分の目指していることに疑問を持ち始めたけど、色々な人の助言で吹っ切れたみたいでした。ヒロインの憧れの先生の過去が今後明らかになるんだろうか?2017/05/10
千秋
1
とりあえず次巻を読んでみます。2013/01/01