講談社文庫<br> 武田勝頼(二) 水の巻

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講談社文庫
武田勝頼(二) 水の巻

  • 著者名:新田次郎【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 講談社(2015/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062763875

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内容説明

鉄砲三千梃を備え、前代未聞の木柵を設けて布陣する織田・徳川連合軍に、武田軍は三分の一の兵力で敢えて挑んだ。戦国にも稀なこの長篠の激戦は多くの謎を孕んでいる。何故に、そして如何に戦われたか……と。滅ぶべき運命を背負わされた甲斐の若統領勝頼の、哀しくも果敢な経略を独特な史観で抉る大作。(全三冊)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

326
長篠の戦いは読んでいて面白い。それまで散々出ずっぱりだった穴山信君が、戦の後からは極端に登場回数が減り、普通の小説なら違和感を感じさせるところ、史実がはっきりしている歴史物だと、そこが先の不穏な展開を予測させて良い。長篠以降、終盤の御舘の乱まで、家康/信長サイドの視点がとても多く、誰が主人公かよくわからなくなるのに、それはそれで面白かったり。戦国時代の人たちは本当によくキャラ立ちしている。勝頼の、身内に気をまわしすぎるところと、信長の振る舞いの対比が、そのまま天下の分け目だったのだなと感じる第二巻。2018/09/07

榊原 香織

58
3巻本の2 長篠合戦の作者なりの解釈 若き真田昌幸が才能を見せながらも、活躍できないのが残念な2023/05/26

金吾

27
○長篠の戦いの描写はいいです。梅雪の出番が地位の低下に比例しているのかなと思いました。勝頼はいい人ながら頼りないイメージです。2024/05/23

金吾

26
○長篠の戦いの解釈はなかなか面白いです。一度衰退し始めるとなかなか取り返せない状態がよく伝わります。全体的に勝頼贔屓なのは諏訪の地縁なのかなあとも思いました。2022/06/15

金吾

26
長篠の戦い及び戦後処理をメインとしています。長篠の戦いの解釈は発表当時としてはかなり異端であり、小説としての真骨頂を感じます。梅雪がどこまで悪く表現されるか少し楽しみになってきました‼️2019/12/03

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