内容説明
1966年の発売以来、シリーズ累計1200万部のベストセラーとなった『頭の体操』。その全23集・総数約2000問の中から、究極の100問をセレクト。さまざまなタイプの問題を解くたびに、思考力がつき、創造性が生まれる。日本人の脳を刺激し続けてきた名著が、新たな1冊になって登場!
目次
1章 「立体思考」で発想の基礎力を作る<br/>2章 「飛躍思考」で不可能を可能にする<br/>3章 「論理思考」で謎の裏側を攻略する<br/>4章 「具体思考」で頭脳の活性化を図る<br/>5章 「短縮思考」で意外な解決法を探る<br/>6章 「変換思考」で固定観念を打ち破る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あちゃくん
90
多湖輝先生の追悼の意味も込めて読了。頭の体操のベストセレクションです。前に解いた問題もあったし、解けない問題の解答を見てああこういうことかと腑に落ちる感じも含めて、すべてが懐かしかったです。2016/04/30
朝日堂
21
問-101 あるお寺の和尚さんが「あそこに灯のともったろうそくがある。どのように見えるか」と小僧に尋ねた。小僧は「ろうそくの灯がゆれております」と応えた。和尚さんは「ではなにゆえにろうそくの灯がゆれておるのか」と問うた。「それは風のせいでございます」と小僧は応えた。しかし和尚さんは「風のせいでゆれておるのではない」と返した。小僧は「ではなにゆえにゆれているのでございましょう」と訊いた。さて和尚さんはなんと応えたのだろうか。(制限時間:15分)2013/07/21
hk
18
パズル・クイズ本の集大成であり金字塔。脳トレの第一人者・多胡氏による「頭の体操シリーズ」のベスト版だけあって、めっぽう良質な問題がズラリと勢ぞろいしている。怜悧な論理的思考が試される問題から、理外の理による発想の展開で景色が一転する問題、そして地団駄踏んで悔しがるための問題まで、100問すべてがハイクオリティーだ。わけても「地球最期の男」は傑作。実はタイトルだけを見れいれば答えがわかるところがミソだ(苦笑)。数多あるパズル・クイズ本の「タネ本」であり、一度は目を通しておきたい一冊だ。万人にお勧めしたい。2018/09/15
hk
14
論理的に突き詰める力が試される「問40・問48」。外部にはみだす勇気が求められる「問61・64」。アートを鑑賞するココロが涵養される「問99」。……といった具合に「知の知領域での思考」から「無知領域での創造」まで、まんべんなく育むことが出来る珠玉の厳選クイズ100傑だ。ワタシは問いの前提条件をいじるのが好きなので、著者の模範解答とは一味も二味も違うヘンテコな答えを相当数量産してしまった。だが聡明叡智な著者を出し抜けたカタルシスに1人浸れるのがヘンテコ解の醍醐味。世界でたった1つだけのヘンテコ解に乾杯だ!2019/06/14
Keystone
10
頭の体操初読み。分かると嬉しいし、分からない問題の答えを見て「なるほどなー」と思ったり「ズルいなー」と思ったりするのも楽しい。2016/05/08