内容説明
家にも学校にも居場所がない中学生のえりの心の拠り所は、大好きなヴィジュアル系バンド。札幌のライヴハウスに通い、ノリコとユキの3人でメンバーを「追っかけ」る時だけが「生きてる」気がする。くだらない日常から逃げるように、ライヴハウスの暗闇と轟音(ごうおん)にまぎれる少女たち。女の子青春文学の金字塔! (講談社文庫 )
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しば
7
ずっと読んでみたかった。 えりの気持ちがわかるなぁ。と。汚されたいもの。 SHINYAさんみたいな人ちょっときゅんってしそうです、、。しかし自分はバンドは好きでもヴィジュアル系には疎いしおっかけでもないしなぁ。 分厚いのに一気に読めてしまった。2015/01/24
夜兎
7
現在進行形でバンギャルです。…オバンギャって言われる年齢だし、まだまだ勉強中の新規ですが。ライブもイベントも楽しみだし、CDの発売が発表されたら予約して(それも予約特典を見比べて)、確実に購入。タイプ違いで幾つも購入。基本的に雑誌は買わないけど、好きなバンドのインタビュー掲載時は購入。そんな毎日。バンドが支えの一部分になってはいるけれど、彼女達の様に生活全てをバンドに捧げる気は毛頭無いし、ましてやバンドマンと繋がりたいとも思わない。以下、コメント2013/02/09
こうちょ(〜・ω・)〜
6
現役バンギャで今すごく熱いバンドがあります。私は90年代に追っかけていたわけではないので、ここまでこの界隈が濃いものだとは知りませんでした。バンドマンがホテルをチェックアウトした後に更に機材車を追いかけるだなんて…その情熱には感心しました(笑)…が、越えてはいけない壁を越えた報い、とでも言いますか、やはりまともなエンドは待ってないんですね、バンドマンと繋がるというのは。これは作者さんの実話チックですね。えりと私が重なる部分が多々ありましたが、彼女のようにはなりたくないなと思いました(笑)2012/12/01
しば
5
再読何故か定期的に読み返したくなる。駆け抜けている、青春。のようなもの。2016/07/17
しば
5
再読。疾走感が欲しくて。どうして母とはこんなに難しい生き物なのだろう。2015/04/28