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内容説明
「起き上がり」の存在を、皆にどう説明するか苦悩する尾崎敏夫だが、理解者であった室井静信と意見の相違により、袂を分かつことに…。一方、武藤徹に襲われた結城夏野は、田中姉弟を村から脱出させようとするのだが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nanasi
94
結城夏野,尾崎敏夫編。巻末に「エグ味悠々 外場村紀行」が収録されています。目が真っ黒なのが屍鬼の特徴だと考えると、室井清信も屍鬼なんじゃないかと疑ってしまう。2013/06/16
とら
14
何で皆信じてあげないんだろうなぁ。その面では一番郁美さんが偉い気がする。夏野の考えがまだ読めない。次巻も期待。2011/05/01
マツユキ
11
変わり者で通っている郁美が、予言者として、村の注目を集めるが…。敏夫と静信、夏野と徹。2021/07/28
ぐうぐう
10
原作である『屍鬼』を読んでいたとき、次から次へとバッタバタ死んでいく村人の描写に、どんどん身体が弛緩し、脱力していったのを思い出した。キングがバックマン名義で発表した『死のロングウォーク』を読んだときも、どんどん身体から力が抜けていったものだ。それはつまり、魂が抜かれていく感覚と言ってもいい。キングの『呪われた町』へのオマージュとして描かれた『屍鬼』が、そういう感覚を喚起するのは、当然といえば当然のことなのだけど。2009/07/10
佳蘋(よし)
8
毎回毎回、次を読めない展開。何人生き残れるのだろう。2011/09/19