おおきく振りかぶって（１２）

著者名：ひぐちアサ【著】

講談社（2012/01発売）

• ISBN：9784063145700

内容説明

無名の公立高校が埼玉大会で5回戦進出!　その5回戦の対戦相手の美丞大狭山(びじょうだいさやま)高校は、強豪の桐青(とうせい)に勝った西浦(にしうら)を徹底的に研究していた。三橋(みはし)の特長、阿部(あべ)のリードをはじめ、試合で結果を残している選手全員の個性まで把握、まさに西浦対策は万全。丸裸にされた西浦は序盤、いいように翻弄されるが、ついに反撃の糸口をつかむか!?　試練に次ぐ試練、ハラハラドキドキの埼玉大会5回戦!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[合縁奇縁]

5回戦の対戦相手の美丞大狭山高校は、強豪の桐青に勝った西浦を徹底的に研究していた。三橋のコントロールの良さが返ってあだとなり、阿部のリードが完全に読まれている。そこへ、三橋が勇気を振り絞って、相手がデータ通りに攻撃してこないことを監督と阿部に告げる。コーチの呂佳さんはえげつない人だ。

2018/07/21

[kagetrasama-aoi（葵・橘）]

「おおきく振りかぶって」第十ニ巻。表紙絵は今巻で対戦中の美丞大狭山高校の野球部のメンバーです。美丞大も西浦を徹底的に研究しての投手 vs. 打者です。観客での美丞大のOBでありコーチの仲沢呂佳と桐青の主将の河合くんとの会話が、何だか不穏です。ずいぶん追い込まれてしまっている西浦野球部、頑張って欲しいです。

2023/07/19

[カラシニコフ]

ロカの行動がいちいち怪しすぎる。打たれ始めた三橋が…。　　★★★☆☆

2014/11/29

[椿]

再読。ハマちゃんの応援団長、かっこよくみえてきたな〜。モモカンが説明する前から、田島は色々分かってるね。やっぱり、すごいな〜。阿部と三橋の「ゆび」「ムリ」のくだりは笑えたよ。花井の双子の妹、カワイイ。美丞大狭山１番川島くんが思ってるように、阿部の頭ン中は丸見えなのか…。

2014/10/01

[朱音]

本誌未読なのでこの間隔での出版はホント胃に悪い。おりしも高校野球地方大会前、地元埼玉の地の利を生かしつつ？楽しむ。野球ってここまで心理戦なスポーツなのか。今回一皮むけた水谷、いいね～西浦っ子の成長が楽しみ。まだ１年だもの。

2009/06/29