内容説明
ミクヴァ鱗片をめぐる闘いは続いていた。鱗片を懸けて、ファウマと対峙するカインツ。一方、ネイトはクルーエルを守ろうと、シャオと向き合うのだが!? 大切な人と一緒にいたいと願う、詠う召喚ファンタジー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
19
再読。第二楽章完結編と同時に最終楽章始動。ネイトとクルーエルの選択、それぞれの戦闘も決着と壮大な物語もいよいよ終了へと近づいてきました。救いの無い選択を選ばなくてはいけないクルル、そんな彼女を救うという希望を忘れないネイト。1巻当初から比べると大きく成長した夜明け色はどのような結末をもたらすのか。そして否定を否定する虹色名詠のカインツ。勝者の王らしい素敵な色だな。彼とイブマリーの繋がりは最高ですね。ファウマも無事で良かった。エデンと繋がりのあるソフィアもここで登場か。2014/03/16
ユウ@八戸
13
ひさしぶりの再読一気読み。やっぱり終奏で泣いちゃう…イラストも相まって泣きっぱなしです。ここまでの流れで積み重ねてきたものがあるからこそ、詠を読んでるだけでボロボロ泣いちゃう……。2015/11/26
つみき
13
もう次で最後なんですね、ドキドキです。アマリリスにも幸せになって欲しかったんだけどなぁと思うものの、仕方ないんですよね。いい展開だったなぁ。ファウマのとこの決着のつき方に惚れ惚れしました。カインツかっこよい。悪戯っ子みたいなカインツがとても好きです。あと、ミラー先生さりげなくちょこちょこ出てくるのが嬉しい(笑)2012/02/20
更紗
8
それぞれの戦いが一旦終了、というところでしょうか。 ファウマとカインツの名詠シーンがとにかく切なくて美しかったです。 クルーエルが消失した後も、彼女を取り戻すことしか考えていないネイトは本当に強い子です。 アマリリスのクルーエルへの思いも、すごく切なかった。 次でラスト。 彼等が、彼女たちが、どのような詠を奏でるのか楽しみです。2011/08/29
カインズ
7
【挫折と勝利】シャオとカインツの間で揺れるファウマの姿が印象的だった。戦いの後、彼女はどう生きるのだろうか。祓名民の道と感情の狭間で苦しむエイダも気になる。そんな中で強い覚悟を秘めたネイトの姿が輝いていた。2012/06/30