内容説明
御蔵前片町にある札差・平戸屋の美人娘おきよが攫われた。盗賊・相模の五右衛門たちが5万両といわれる茶器を平戸屋から手に入れるためだった。盗賊からおきよを救った御家人・柴新九郎は、茶器をめぐる壮絶な争いに巻き込まれていく。人を斬るに躊躇なく、女を抱くに見境ない……まさに外道の剣客・新九郎。痛快!書下ろし時代小説シリーズ第1弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うりぼう
27
本嫌いの叔父さんが、肩の凝らない本ということで読み、お気に入り。叔母さんが、読み終えたからと沢山、私に回してくれた。確かに斬るのに躊躇はなく、相手が強けりゃ手段を選ばず、仲間も不要なら消し、女性は、自由にし、つまらなそうに生きる主人公。大変です。この主人公を愛する和尚さん、生臭坊主です。シリーズ物なので、おいおい明らかになるのでしょう。新九郎の業物が胴田貫で、子連れ狼と同じもの。バッタバッタと人を斬るには、これが一番のようです。時代小説は、文庫の棚のかなりを占めるが、テレビの時代劇の定番化と同じなのかな。2012/03/18
一五
7
主役が外道すぎて 無理。何冊もでてるし、少しは魅力的になっていくのか?2020/08/11
ケルトリ
5
いまいち主人公の行動に理解が及ばなかった。2020/12/31
ひかつば@呑ん読会堪能中
5
こりゃピカレスクロマンだ。どうやら兄を殺して主になったらしい御家人が主人公で、この男、自分の手先でも斬る、目に留まった女は生娘だろうと貞淑な妻であろうと奪う、とやりたい放題だが、ただ一人気を許す生臭和尚が危機ならば命を賭すという、刹那的な悪党の心にも人間の血が流れているところが面白く、なんともはまった。即2巻目にとりかかるぞ。 2013/02/05
雨巫女
5
主人公が、ものすごくワル。敵対する相手もワル。でも、面白かった。2010/07/29
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