幻冬舎時代小説文庫<br> 爺いとひよこの捕物帳 七十七の傷

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幻冬舎時代小説文庫
爺いとひよこの捕物帳 七十七の傷

  • 著者名:風野真知雄【著】
  • 価格 ¥556(本体¥506)
  • 幻冬舎(2016/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344411395

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内容説明

三年前の大火で父親が行方不明になり、叔父の下で岡っ引きの下働きをしている喬太。下手人が川を歩いて逃げたという殺傷事件を調べている最中、数多の戦火を潜り抜け、体中に傷痕をもつ不思議な老人に出会う。人は水上を歩けるのかという疑問に、老人が語った「水蜘蛛」なる忍者の道具。その時、喬太の脳裏に浮かんだ事件の真相とは――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

57
この作家さんの何か読んでみたくて、合本版のセールで。勝手におじいちゃんと小さい孫の話だと思って読み始めたら、全然違った。大火で職人の父親を亡くした喬太は叔父さんのもとで下っぴきをしている。謎の爺さん和五郎に出会い、丁寧にメモを書きながら謎を解いていく。よくある江戸後期のお話ではなくて、関ヶ原の合戦から60年。こういう江戸も新鮮でした。地味だけど面白い。実は全部読んでから書いてます。2019/10/20

はらぺこ

49
タイトル買い。「爺い」「ひよこ」とお互いに呼び合ってるのかと思ってましたが全く呼び合ってません。なので、爺いが和五助で、ひよこが喬太なのかどうかは定かではありません。自分は江戸の地理に疎いので最初は位置関係が分からず少々うんざり気味で読みましたが、謎の老人・和五助が出て来てからは読み易くなりました。謎が残ったままなので続編を読むのが楽しみです。 『七味唐辛子』を検索したら本書の内容と同じ事が書かれてたので事実と虚構を織り交ぜられてるようです。2012/05/06

23
この作家さんらしく、さくさくと♪このシリーズも謎がありそな設定で、お仕事成長話し。ぼちぼちシリーズ読み進めましょ。2017/06/07

椿

7
祖父と孫の話だと思ってた。喬太の成長が楽しみ。和五助と貫作、強いな~。2015/10/25

こおり

6
爺いとひよこ(1) 爺いつえぇ!かっこいいぜ。下っぴきとして働き出した気の弱い喬太が、謎の爺さんと出会い、この爺さんのアドバイスを受け事件の謎を解いていくという捕物話。この爺さんが只者じゃない。家康のもとで働いた最強の忍びで、戦国の世を生き抜いた強者なのだ。気持ちが優しく賢い喬太と、そんな喬太を可愛がる和五助爺さんの組み合わせが微笑ましい。続きが楽しみ2015/11/07

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