内容説明
「義によって助太刀いたす！」長屋を改装した道場で子どもたちに剣術を教えている日比野左内は、事に応じてどんな者にも一撃必殺の技を授ける。大中小の三刀を神のごとく振るう中条流達人である左内には、自ら果たさねばならない宿命があった。居合道五段の若き俊英が放つ文庫書下ろし新時代小説開幕！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪の行者山@加療リハビリ中
2
剣客商売の物語の始まりが安永六年（1777年）暮。ときに主人公秋山小兵衛59歳。この物語の始まりが享和四年・文化元年（1804年）。剣客商売の始まりから27年後に、27歳の主人公・日比野左内がいる。このとき秋山小兵衛86歳。もとより「週刊池波正太郎の世界」に関わるなど池波正太郎が嫌いとはとても思えない著者の作品と聞けば手を出さずにはおれない。居合い五段の著者の描く世界は同じく剣士である津本陽の剣の小説にも繋がり、巻が進むにつれて誉田哲也の「武士道シックスティーン」のシリーズにも繋がるように感じる。（続）2015/07/04
澤唯
1
左内と隼人の出会いを思い出したくて再読 でも国許で隠居するとか言ってるけどこの後どうなったんだっけ2016/04/25
lovekorea
0
『剣客商売』秋山小兵衛の老成した雰囲気も良いですが、若い剣客のキリッとした風情もなかなか捨てがたいものですな。シリーズ物のようなので今後の成長に注目したいところ＿φ(￣ー￣ )2016/09/01
こたろう
0
非常に地味な主人公ですね。ちょっと謎めいていますが、これからの頑張りに期待です。2012/08/21
depo
0
図書館リサイクル本。2022/05/10
