IKKI COMIX 俺はまだ本気出してないだけ（２）

著者名：青野春秋【著】

小学館（2013/05発売）

• ISBN：9784091884145

内容説明

いつものように出版社へ漫画の持ち込みに来たシズオ。だが今回、シズオの態度はいつもと違っていた。さらに漫画のタイトルも、いつものボツ作とは一味違う雰囲気。何故ならこの漫画には、今までの作品には込められていなかった、シズオの“肉声”が込められていたからだ（本人比）！シズオの頭の中で、幼き日から現在までの人生がプレイバックする…。齢41歳。大黒シズオ、ついに傑作漫画を完成させる！…のかと思いきや、父親とケンカして家を飛び出し、何故か市野沢と同棲生活を開始する第2集！！大丈夫！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[読み人知らず]

市野沢の雰囲気が友達そっくり。なんだろう、奇妙な感じ。俺の将来がこの漫画の主人公にあるような気がして。

2010/01/16

[カラシニコフ]

母ちゃんはなんか、切ないなぁ。 ★★★☆☆

2016/12/04

[じん]

シズオの親父も、いろいろあったわけね。シズオの前向きさに、救われてるのか、やっぱり迷惑なのか。父親としてどうよ。切ないー。

2016/11/05

[MERLI]

最近、個人的な面でも心身共に疲れ果ててますので、こういう漫画を読むとどこか親近感沸くというか…それにつれて悲しみと存在しない恐怖が迫ってくるというか。「将来なんて怖くて考えられない」「大丈夫な人なんて見たこと無い」この厳しい現代社会を生きるには、こんなクズの考え方で歯向かった方がいいかもしれませんね。

2019/12/16

[ダグラスまま]

20歳の若者の「将来どうしよう…」発言を受けて、シズオ「俺、将来中じゃん…」に超笑いました！寝ながらシズオ、あのシーンお気に入りすぎます。読んだ人と語り合いたくなる漫画です。それに比べて、娘さんの心の闇みたいな部分は、シリアスで深い理由がありそうで、中年フリーターの罪深さも描いていますね。実際にシズオのような人間が近くにいて…って考えると恐ろしくなりますが、私は好きなジャンルのギャグマンガです。

2014/09/13