角川文庫<br> ばいばい、アースIII 爪先立ちて望みしは

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角川文庫
ばいばい、アースIII 爪先立ちて望みしは

  • 著者名:冲方丁
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044729066

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内容説明

カタコーム戦役で皆を叱咤した城外の民の指導者、ジンバックが死んだ。弔いに訪れたベル一行は、城外の友人たちと再会し、酒と剣と恋に夜は更けてゆく。一方、飢餓同盟に身を投じたアドニスは、究極の治療薬にして猛毒「試者の灰」を手に城を襲い、王に挑みかかった。今度は敵としてベルの前に立ったアドニスは笑いながら問いかける。「俺を、斬れるか?」――冲方丁がおくる魂のファンタジー、狂騒の第3巻!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つたもみじ

37
カタコームで共に戦った城外の民の指導者・ジンバックの死を弔う場面から。酒を飲み剣を合わせ、穏やかに夜は更けていく。一方で飢餓同盟に身を捧げたアドニスは試者の灰を手に王の元へと。物語は急速に展開していきます。ギネスからの嘆願を手に王へ謁見する三人。王の死。アドニスに砕かれた剣。新しい王と死んだ王の葬儀。飢餓同盟との闘い。神の樹の深部へと。目まぐるしい狂騒。闘いは苛烈。人々が神へ、機械仕掛けの神へ向ける想いの変化が終幕への始まりか。そして読み進めながら、ついつい「アドニス…お前よぉ」と呟いてしまう私。2017/09/01

明智紫苑

33
飢餓同盟の刺客たちがずいぶんと凄まじい。そもそも飢餓同盟自体が某カルト教団を連想させるくらいおぞましい描写だな。見事なまでのダークファンタジーだ。2016/07/11

いおむ

28
ベルが様々な状況に打ちのめされつつも乗り越え成長していく姿が嬉しい。貴重な仲間を得たが、敵に回る方もただ単に敵という役回りでなくしっかり背景を持って関わってくる。戦闘シーンは巻を重ねる度に凄まじくなる!すごい。2017/01/22

Dai(ダイ)

21
作者の実験的作品か?ここから生まれたのが、マルドゥックなのだな。最後まで見届けるとしよう。2013/07/13

シロナガス西瓜

20
『どうして、目覚めてしまったの……』/彼らは何のために戦うのか。一本の剣を巡り、壮絶な争いが始まる。同時に物語は核心へ。理由の少女は何者なのか。この世界の始まりとは。提示の時が、近づいている。/やばい。長いし難しい、という感想が8割を占めてきた。全っっ然旅に出ないし、やっぱりベルが旅に出るまでの話なんだな。登場人物同士の会話は凄く自然で、そこは読んでて楽しいポイント。戦友との闘争は苛烈さを増し、グロい敵キャラも続々参戦!これは作者お得意か。真相と結末に、だんだん嫌な予感がしてきた。けどラスト!IVに進む。2023/01/24

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