内容説明
恐ろしき浦登(うらど)家の秘密がついに語られる。18年前の〈ダリアの日〉に起こった不可解な事件――初代当主・玄遙(げんよう)の殺害。幼少の玄児が目撃した怪人物は、不可能状況下で忽然と姿を消した!? 死に抗う妄念が産んだ館。その深奥で謎はいよいよ縺(もつ)れ深まり……美しき双子姉妹を、信じがたい悲劇が襲う!(全四巻)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イアン
188
謎に包まれた浦登家の秘密が明らかとなる3巻。18年前、幼少の玄児は初代当主・玄遙が殺害された現場で、不審な人物を目撃する。しかし次の瞬間、怪しげな人物は忽然と姿を消し…。忌まわしき暗黒の館、その異様な一族の中で崇められるダリアとは何者なのか。近付くことすら禁忌とされる〝惑いの檻〟が設けられた目的とは…。時折挟まれるフォントを変えた独白と、未だに名前が明かされない中也の正体が衝撃の前触れを予感させる。このゾクゾク感は眠気も吹き飛ぶレヴェルだ。時空を超えて絡み合う謎はいよいよクライマックスへ。4巻へ進みます。2024/01/15
勇波
170
ミスター後回しの玄児君に、今だ覚醒しない江南君。されるがままの中也君に、もはやグダグダ「視点」君。。そりゃあ文庫本4冊にもなりますわな。玄児がやっとの事で語り出し、双子ちゃんも分裂し、この硬直した物語も進み出す予感。さて最終巻でどうまとめ上げるのか?探偵はどんな形で登場するのか?期待が膨らみまする★2016/04/16
nobby
138
やっと明かされた暗黒館の諸々の真実!というか、判明するまで焦らす、焦らす(笑)さすがに中也が可愛そう…肉の正体はほぼ予想通り、というかそう読まされてるのか。浦登家の秘密が段々、奇々怪々な物になってきて着地点が想像出来ない。全く活躍してない江南や、何より登場してない名探偵がどのように絡んでいくのか。最後のどんでん返しに期待して、いざ四巻へ。2013/10/27
yu
130
Kindleにて読了。 中々おぞましすぎる展開になってきた。。。 人物関係が複雑。ダリアの日の意味は怖すぎ。確かに、正常な精神を保つ方が難しい浦登家の歴史だわ。 ミステリーでもありホラーでもあり、SFチックでもある作品。 どんなラストが待っているのか気になりすぎて、一気に最終巻へGO。2016/02/20
相田うえお
118
★★★☆☆20071【(暗黒館の殺人(三) (綾辻 行人さん)】館シリーズ第7弾の3巻目。これまた手が攣りそうな重さ〜!文庫本でも600ページを超えると読書しながらウエイトトレーニングが出来る事を発見〜(んーな訳ない)第3巻に入ると本来の謎解きっぱくなってきましたね。まあ、気味が悪い内容なのは相変わらずですが。。明かされていく謎も「まじかぁー!」の連続!んで、ここまで来てやっと東西南北の4館を頭の中で歩ける様になってきましたよ〜。何事も慣れですね。さて、次のラスト第4巻でこの話をどう完結させるのか楽しみ!2020/07/02
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