内容説明
蒼白い霧の峠を越えると、湖上の小島に建つ漆黒の館に辿り着く。忌まわしき影に包まれた浦登(うらど)家の人々が住まう「暗黒館」。当主の息子・玄児に招かれた大学生・中也は、数々の謎めいた出来事に遭遇する。十角塔からの墜落者、座敷牢、美しい異形の双子、そして奇怪な宴……。著者畢生(ひっせい)の巨編、ここに開幕!(全四巻)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
274
とうとう訪れました「暗黒館」。もう引き返せないよ。不穏なイベントが数々起きましたが、これがこれから加速するのでしょうね。浦登家の人物像ね。これらの設定は余す事なく使用されるのでしょうか。江南くんはどう関わって来るのか。そして、鹿谷門実はどの様に現場に登場するのでしょう。なるべく注意しながら読んだ積もりですが、最後まで覚えて居られるかな( ໊๑˃̶͈⌔˂̶͈)。御歳90を超えると言う鬼丸氏は、耳も悪くない様で誠に良う御座いますね。〈ダリアの宴〉とは一体何なのか。全てこの後明らかになるのですね。第2巻へ。2022/10/30
パトラッシュ
266
SFに比べミステリで大長編が少ないのは、謎解きが中心のため独自世界を構築する必然性が薄いためだ。館シリーズでも中村青司の建てた洋館について描かれても、そこで起こった殺人事件の舞台以上の何物でもない。しかし暗黒館は従来にない因縁と伝説をたっぷり盛り込んでおり、しばしば語り手が交代して描写に矛盾を感じるので苦手に感じる人もいよう。しかし明らかに『ドラキュラ』がモデルの浦登家に招かれたハーカーである中也青年と迷い込んだ江南孝明の重なるドラマは、その装飾を超えた過剰なほどの黒い輝きに魅せられてしまうのだ。(続く)2025/12/11
おしゃべりメガネ
220
久しぶりの綾辻さん作品、しかも『館シリーズ』です。更に文庫全4巻からなる壮大な『暗黒館』の幕開けとなりました。1巻からイキナリの600頁超となるその分厚いボリュームに屈するコトになるかと思っていたのは、全くの杞憂?に終わり、600頁読んでいるとは思えないスピードを自然と苦にならずに導き出す、そのリーダビリティはやはり格の、そしてある意味次元の違いを見せつけてくれます。正直、前半の300頁分くらいは本作のプロローグ的な前フリですが、その前フリでさえ、しっかりと綾辻カラーを醸し出すのは流石としか言えません。2016/03/27
イアン
194
館シリーズ第7弾。熊本県の山奥、その湖上の島に聳える異形の館「暗黒館」。大学生の中也は当主の息子・玄児に招かれその地を訪れるが…。血塗られたような漆黒の館、シャム双生児の姉妹、奇病に侵された少年…。これぞ本格と言わんばかりのゴシックな世界観に、いやが上にも期待は高まる。年に1度開かれる<ダリアの宴>とは。そしてこの館に迷い込み記憶を失った河南の運命とは。前作から12年の歳月を経て発表された集大成的作品。そこには生みの苦しみもあったのだろう。かくいう私も前作から3年の歳月を要してしまった。その気持ちわかる。2024/01/11
ミステリにゃん
192
大好きな館シリーズだがそのボリュームにしばらく躊躇していた今作。思いきって読むことに。 なんだか夢を見ているような不思議な感覚で読み進める。まだまだどう転がるか全く分からないのでとりあえず一冊目は読破し妙にホッとしてしまう。
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