内容説明
あこがれのイタリアの海、白い砂浜、さんさんと降り注ぐ太陽の光。しかし、せっかくの休暇に、リサはすっかり退屈していた。そのとき悲鳴が聞こえ、救急科医の本能から駆けつけてみると、少年が一人、岩場から落ちて意識を失っていた。病院まで付き添ったリサは、そこで同じ救急科医のマッテオと出会う。あまいマスクのイタリア男そのものの彼に積極的に迫られても、一人で旅するはめになった理由を思い出して、リサはおびえた。かつて永遠に続くと思っていた幸せは、もろくも崩れ去ってしまった。理想の男性なんて、世界のどこにもいないのよ。もう二度と、誰かを愛したりしないようにしなくては……。■イタリア人男性との恋――優しくて親切なのだけれど、はたしてどこまで本気なのか……。でも、この作品の場合はちょっと違っていました。ジョージー・メトカーフが描く、海辺で始まるドラマティックな恋をお楽しみください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
沙月
1
イタリアが舞台のイタリア人ヒーローにしては、なかなか控え目なキャラ。ラテン系ヒーローと言ったらヒロインの希望などお構い無しに強引に誘惑してベッドへ連れ込もうとするのが定番ですが、このヒーローはそうしたくて頭の中がグ~ルグルしてますがヒロインの希望を優先してゆっくり近付こうとする誠実さが前面に出てます。そしてヒロインはというと…傷心の理由がはっきりしません。始めのうちは失恋、後になって詐欺師と出てくるも、詳細不明でヒーローにも語られずそのままEDと不手際が目立つ。が、全体としてほのぼの路線の物語。2011/05/13
Mari
0
★★☆2012/01/15
みろん
0
イタリアに傷心旅行中の女医と、現地で出会った救急科医とのロマンス。ジョージ・メトカーフ作品でイギリス以外が舞台となったのは初めてのお話。 いい感じのロマンスで好きなんだけど、説明不足なところが目立つのが惜しい…。2011/06/07