稲賀敬二コレクション〈1〉物語流通機構論の構想

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稲賀敬二コレクション〈1〉物語流通機構論の構想

  • 著者名:稲賀敬二【著】
  • 価格 ¥8,800(本体¥8,000)
  • 笠間書院(2015/01発売)
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  • ISBN:9784305600714

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内容説明

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国文学者、稲賀敬二(1928-2001)の仕事の全貌。斬新な『源氏物語』成立論をなし、『堤中納言』『落窪物語』『住吉物語』などの魅力的な注釈者でもあった氏の、単行本未所収の論文を集め、ジャンル別に全6巻に収めたシリーズ。豊饒にして刺激に満ちた稲賀ワールドを堪能できます。各巻には、第一線で活躍中の研究者による解説をつけました。

目次

第1部 主役交替の現象学(主役の座・竹取の翁の退場-物語と舞台
二幕構成の一生(古代英雄の生涯)-記紀の世界
遠い昔と身近な昔(『古事記』から『万葉』へ)-変質する「昔」
読者が参入する物語世界
物語の制作工房-「作者」誕生以前
文壇と社交
女流作家の書斎
晩年の思惟と模索
非系列化作品の運命)
第2部 物語の形成過程と流通機構(人間関係論と文学史-『古事記』から『古今集』へ
講演筆録 違約と選択-古典文学の形成
構想と表現
古典鑑賞の方法・物語-『源氏物語』『堤中納言物語』へ
物語作中人物の口ずさむ詩句
帝の院号と時代設定意識-「嵯峨の帝」から「桐壷の帝」へ、承和の変前後からの半世紀
物語流通機構の形成期-十世紀の女性の裏とおもて
王朝物語の制作工房-中務の住む町
女性高等教育の段階的移行-平安朝、十世紀・十一世紀の事例について
散文表現の転換期・一条期
「隠身」と「変形」・序説)

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