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内容説明
「歴史の父」の名を冠されるギリシアの史家が述べる,前五世紀のペルシア戦争を頂点とする東西抗争,東方諸国の歴史.著者は,ギリシア人と異邦人とが果した偉大な事跡,両者が争うに至った原因を後世に伝えるべくこれを書いた.何よりもまず正確さが重視され,豊富に織りこまれた説話は長巻を飽かず読ませる魅力をもつ.
目次
目 次
巻 四(メルポメネの巻)
巻 五(テルプシコレの巻)
巻 六(エラトの巻)
詳細目次(巻四─巻六)
訳 注
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hiroizm
25
中巻はアケメネス朝ペルシャの王ダレイオスのスキュティア遠征とギリシャ攻略、マラソンの語源になった「マラトンの戦い」までがテーマ。前半のほとんどが現在のウクライナあたりからカスピ海周辺に住んでた騎馬民族スキュティアの民と地理、文化について記述。人物、地名など登場する固有名詞が大変多く、しかも皆似た名前ばかりで読んでいて混乱必須、通勤電車内で読むには難しい本だった。でも紀元前500年に広範囲にわたって世界に住む人々の文化歴史を知ろうと頑張った人がいて、ここまで調べ上げたことに素直に驚き。2025/05/16
きゃれら
21
ひたすらにいざこざと戦争と略奪の経緯が綴られている。どこの政体も内政が安定すると外国へ遠征に行くのはなぜなのか考えてしまう。兵力を養い続けるため、ということなのかな。恨みの連鎖がギリシア側の足並みを乱している巻だが、ダレイオス王の傲慢な気まぐれもペルシア側にプラスとは思えない。下巻はいかに。2024/03/18
明智紫苑
16
正史『三国志』の「烏丸鮮卑東夷伝」は「何じゃそりゃ」物件が色々とあるが、ヘロドトスの本はさらにスゴい。色々な民族の「何じゃそりゃ」があるのね。2014/10/25
加納恭史
15
ヘロドトスの歴史の中巻。最初の四巻をまず読む。ダレイオスのスキュタイ遠征を詳しく語る。遠征の動機からスキュタイの古史、シキュタイ北方の諸民族、スキュタイの河川、スキュタイの習俗習慣、まあ詳し過ぎて圧倒される。アマゾン族も出て来る。男と同様に男装して武器を持ち戦う。女性らしい家事はしない。戦う集団。基本には他の民族とは交渉しない。こんな伝説は本当なのか。またシキュタイの祭式も様々だ。神殿や巫女の神託もある。動物犠牲も捧げられる。ヨーロッパ独特だな。河川により農業の地域、草原の狩人の集落もある。部族の集まり。2026/05/01
ドラマチックガス
15
上巻には地図や単位換算表が、下巻には人名索引があるけれど、中巻にはなにもない。難易度倍増。話がとんだり、亡くなったと明記された後にエピソードが延々紹介されたり、とにかく読み進むのが大変だった。面白く読んでいたはずなのに、読み終えてみると特に何も覚えていないという危険な状況。マラトンの戦いまでだが、「世界最初のマラソンランナー」のエピソードは出てこなかった。クレオメネスの娘ゴルゴが(名前のインパクトも含めて)気になる。下巻で活躍するのか、他の多くの登場人物同様フェードアウトか。2021/07/04




