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内容説明
再び姿を消してしまった“おじさん”こと二十面相。ある日現れた教授と名乗る男は二十面相を殺すと宣言。二十面相は生きているかもしれないと思ったチコは彼に付き従い二十面相の遺産であるある機械へとたどり着いた。しかしそこで教授は殺戮者に変貌する。その姿はなんと「二十面相」そのものであった…。チコの全ての夜を潜り抜けた冒険がついに終わろうとしている…。はたして二十面相の正体は…衝撃のクライマックス、そして…!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
十六夜(いざよい)
10
ようやく終焉。教授が二十面相の整形を受けていたせいで、おじさんと教授、過去と未来がごちゃ混ぜになっていて分かりにくかった。おじさんがえらくあっさりだったが残念だったが、主役は”娘”なのだろうから仕方ないか。可もなく不可もなくな作品だった。2017/05/22
Kaitetsu
2
主人公の成長が眩しいシリーズでした。第一話で叔父夫婦の悪意に怯え、為す術も知らなかった子供は、自ら望んで「彼の」意志を継ぐ娘になった、そういうお話。状況に翻弄されるあたりは年相応なのですが、名前も知らない男を一途に信じ、本当に大事な一線を守り通す姿は逞しくすらあって。 えらく格好良いヒロインです。2012/08/16
ぬ(ぬ)
0
終幕。チコの、ひいては"次の世代の子供たち"の成長と自立。"戦争"という悲惨な過去への直視、そして決別…。そういったあたりに話は落ち着いたんでしょうか。終始わかりやすい形にて物事を提示してくれるわけじゃないし、前半の目まぐるしさに比べて中~後半はペースがじっくりし過ぎてたのが個人的にツラい作品だったけど、チコの凛とした佇まいはとても魅力的で"ヒロイン欲"みたいなもんは存分に満たせたように思う(なんだそりゃ)。後に何冊か出てる様子の番外編?もいずれ読んでみたいですね。2014/03/29
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