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内容説明
「それは本当に夜が暗かった時代、人々が話題にするのは怪人二十面相のことばかりでした。二十面相は決して人を傷つけず予告した美術品を盗むのです。二十面相はある日あらたな宝を見つけたのです。その宝とは…ある富豪の娘、美甘千津子その人だったのです。」チコと二十面相が織りなす幾つもの怪奇と幻想に満ちた冒険の日々が今、始まる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
2月11日が誕生日だけど気にしないでね寺
23
この前読んだブルボン小林(長嶋有)の『マンガホニャララ』(文春文庫)で褒められていて興味を持った。主人公は美甘千津子(みかも・ちづこ、通称チコ)。義理の両親に心を閉ざし食事も摂らない少女。しかし少女が食べないのは理由があった…。そんな少女を救ってくれたのは怪人二十面相。とてもカッコイイ。漫画の登場人物をカッコイイと思ったのはブラックジャック以来だ。孤独なチコを愛情をもって迎える泥棒達(みんな魅力的だ)。全体的に、なんだか淋しいのに暖かい。連載前の同題の中編も収録。続きが気になる。2巻も必ず読む。2014/11/25
十六夜(いざよい)
9
以前から気になっていた作品だったが格安で手に入ったので早速。二十面相の娘というからには、二十面相の後を継いで華麗に警察を翻弄する話かと思っていたが、チコの生い立ちが暗い。巻末の読み切りなんてもっと酷い。絵柄もあっさりし過ぎてるし、急に話が飛んだり説明が少なかったり、いささか不親切さを感じる。これからの展開次第といった所か。2017/03/22
ぬ(ぬ)
1
アニメ全話観た後で一から読み直し。良く言えば浪漫・悪く言えば懐古趣味、ってな感想は変わらず。…だけど、初読時よりは思い入れもこもってるんでドキドキして読めたし、二十面相の口から出る言葉なんかも現在連載中の『地球戦争』とも共通するものがあって胸にくるものがあった。ただ、アニメを観た後だとそっけなく感じたり迫力不足に思えちゃう部分も正直ちらほらと…。あっちじゃすごく動いてたからなぁ。2014/03/07
まーじ
1
作者独特の絵柄がいい感じにはまった作品だなと。淡々としながらも結構えぐいところをついてきている。怪盗ものをメインにイメージしていたので、いい意味で裏切られた作品だった。2011/11/23
highcampus
1
思ってたより相当暗い話だった。しかし続きが気になるのでまた読みたい2010/06/24