内容説明
陰山先生がすべての父親、母親たちに贈る家庭教育論決定版。 子供たちが本来持っている「力」を引き出すために、家庭で親たちはどのように接し、何をすることが必要なのか? 陰山氏が自らの経験をもとに今すぐ親ができる具体策41を、わかりやすく提案します。 例えば―― ●リビングに図鑑を置こう ●宿題は食卓でさせよう ●運動会で我が子をビデオで追いかけ回さない ●机の上を親が片づけない ――どれもが、誰でも今すぐ実践できる簡単なことばかりで、その効果は陰山氏の教師として父親としての体験から実証されたものばかりです。
目次
第1章 ジワジワ効いて結局「学力」が上がる16か条(翌日の時間割は自分でそろえさせる;宿題は食卓でさせよう;宿題を親がやらない ほか)
第2章 毎日の生活で「会話力」がつく13か条(食事のときはテレビを消す;ゴミ出しは子供にやらせる;今日あったことをお風呂で聞いてあげる ほか)
第3章 「自分でできる力」を育てる12か条(机の上を親が片づけない;サッカーの応援に毎回行かない;説教は「誉める」「叱る」「誉める」のサンドイッチで ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
okaching
6
どの様に勉強していくかというよりもどの様に子どもと接するかが主に書かれてあった。基本はコミュニケーション。共働きでも専業主婦であっても大切なのは子どもを知ろうとする。一緒に悩み学んでいく姿勢を求めているように感じた2015/04/19
そらいろ
4
インターネットの無料プリントで隂山先生のを年長になってから子供にさせていました。それで知った先生でしたが、ちょうど小学校入学のこの時期に読んだので、私も色々と勉強になりました。朝、パン食が多かった我が家ですが、ご飯と味噌汁に変更しました。本屋のドリルの棚の前では必ず隂山先生監修のが気になってしまいます。2017/04/25
かぼちゃねこ🎃
3
知っている話が多かったのと、統計ではなく教育者としてのご自身の実感で書かれているので、どこまで信じていいのかわかりかねる部分もある。 それでも取り入れられそうな部分は取り入れていきたい。 しかし共働きの親にはかなりの負担となることも含まれていて、うむー。。 基礎学力重視な本なので、都市部で中学受験も盛んな地域の共働き家庭向けの本ではないのかも…?2016/06/07
BIDDULPH
3
集中力が学力を支える。目に見えない言葉から目に見えない世界を頭の中につくりあげ理解する。びっくり・感動の体験が心を豊かにする。テレビを消して会話を。会話のある食卓が学力を高める。ニュースで語らいを。単語族はだめ。不器用が増えたのではなく、先回りして手を使わせない親がその機会を奪っている。・・・腑に落ちる言葉に満ち溢れている。2013/09/18
Yoshi
2
「親子のコミュニケーションとは、結局、子どものためにどれだけ時間をつかえるかにかかっている」。この言葉を読んだとき、思わず唸らされた。理論やツールをいくら駆使しても、時間を使わないことには進まないと気づかせてくれた一冊。2013/06/29