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出版社内容情報
木片を加工したふしぎなアルファベット文字、その文字ではじまるものが、各見開きごとに著者独特の機知とユーモアで味つけされた、安野光雅の代表作。
<読んであげるなら>5・6才から
<自分で読むなら>小学低学年から
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
132
木片を加工したアルファベット文字と、各イメージを鮮烈に具象化した絵を見開きの左右に配した絵本。作者のことなのでどちらもかなりトポロジカルに描かれており、文字一つにこんな騙し絵のアイデアが眠っているのかと驚かされる。デザイン性も外国人教授のアドバイスと作者のセンスがブレンドして豊かな創造性が発揮されている。最後にちゃんと単語の対応表が載っているので読み聞かせ側も困ることはあるまい。枝や蔓で作られた枠も各ページ異なっているという凝り具合で、どれも見応えあるへそ曲がりな『木製アルファベット論』に仕上がっている。2024/01/27
やっぱり本が一番良い寺
95
病院の待合室で再読。初めて行った小さな病院だが、安野光雅の絵本がたくさんあって、すっかり好きになってしまった。幼い頃、この本は何故か我が家にあった。左に材木で作ったアルファベット、右にその字を頭文字に持つ何かの絵。懐かしかった。大人になってから読むと、改めてその細部に宿った神様に気付く。だから本というのは取っておいてまた再び眺めるべきだと思う。この絵本を取っておかなかった自分が淋しい。情報量は僅かでも、それを素敵に装飾できれば1冊の立派な本の在り方である。安野光雅の絵本には、懐かしい西洋がある。2017/12/26
ちえ
49
安野光雅さんが亡くなられたことを知った。子供のころから安野さんの絵本は近くにあり、学生時代からは自分で買ったものが今も本棚に。久しぶりに取り出したこの本、遊び心、細部まで描かれた絵。本当にたくさんのものをいただきました。これからも多くの人に読み継がれる本を残してくださってありがとうございます。2021/01/16
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
32
京都駅伊勢丹であった〈安野光雅の仕事〉展で購入♪もう何冊目かな。安野さんの本は字がなく絵で表現する。そこに面白さがある。ABCなんて簡単だと思うけど一つ一つに工夫がなされていて、英単語と植物もおぼえられる。2017/03/25
魚京童!
20
安野さんいいね。この人でこれから攻めていきたいと思う。2017/10/16