出版社内容情報
福島原発事故の衝撃をうけて人類史的な転換点に立つ日本の科学技術と社会システム。その特質と達成水準、将来戦略への問題点を複眼的視点で解説する総合科学社会史。本巻は、◇総説1~10◇年表◇総索引
目次
1 脱原発世論の台頭―異端から正統へ
2 テロリズムと「安全・安心」意識の高まり
3 重要インフラの防護―巨大地震に対して
4 医療と介護を担うもの―東日本大震災で見えてきた課題
5 「イノベーション」は格差を超えるか―ポスト3.11日本の知識経済社会
6 経済・産業構造の変貌と「知的財産立国」構想
7 世紀転換期の政策動向―科学技術と高等教育を対象に
8 デジタル社会における機密保全の動揺―機密漏洩とプライバシー危機
9 グローバル市民社会・ジェンダー・科学技術
10 災害ボランティアの活躍と民セクターの発展―1.17から3.11へ
11 テクノナショナリズムvs.テクノグローバリズム―日本からアジアへ
著者等紹介
吉岡斉[ヨシオカヒトシ]
九州大学大学院比較社会文化研究院教授・副学長
塚原修一[ツカハラシュウイチ]
国立教育政策研究所高等教育研究部長
中山茂[ナカヤマシゲル]
神奈川大学名誉教授・科学史家
後藤邦夫[ゴトウクニオ]
桃山学院大学名誉教授
綾部広則[アヤベヒロノリ]
早稲田大学理工学術院准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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