内容説明
江戸時代の広告代理店、広目屋「藤由」の香冶完四郎がおなじみ仮名垣魯文とともに、攘夷の暗雲垂れ篭める横浜へ。万国の人間が集う開港まもないこの地で起こる、不可思議な幽霊騒動や殺人事件。日本を食い物にしたいいじんの仕業か、それとも攘夷派の企みか。それぞれの文化がぎこちなく交じり合い、思惑がからみ合って起こる難事件のトリックを、見事な推理と剣さばきで、完四郎が解き明かす!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
gonta19
115
新規購入ではなく、積読状態のもの。 2019/10/1〜10/4 完四郎シリーズ第3弾。とはいえ、第2弾を読んだのが定かではないが10年以上前なのですっかり忘れているが、読み進めるうちにぼんやり設定を思い出してきた。今回は、開港直後の横浜が舞台。12の連作短編集。どうやら、日本に居づらくなった完四郎は海外に飛び出すようだ。次作は記憶が薄れないうちに読みたいものだ。2019/10/04
あいちょ。
5
図書館。 完四郎3作目。 2023/12/20
Susumu Kobayashi
5
完四郎シリーズ第3弾。12編の短篇連作集。今回は完四郎と魯文は横浜に腰を据えて、様々な事件を解決する。いずれも粒ぞろいの作品との感を受けたが、とりわけ「筆合戦」は見事な出来映えと言える。最後の短篇では久々にお映が登場して、その予知能力を利用して惨事を未然に防ぐ。2020/06/14
秋庭誠
4
あ、あれ?これは連作ものだったんだ…。でも、そんなの分かんなくても十分楽しめた!もしかして、「ええじゃないか」の騒動も気球がやったんじゃ・・・。どうなんでしょうね・・・。フフッ2012/07/24
kagetrasama-aoi(葵・橘)
2
完四郎広目手控の第3弾。今回は、港が開港され外国人が住む居留地のある横浜が舞台。今回の実在人物の遭遇は、アメリカ彦蔵、下岡蓮杖、ジェームス・ヘボン、岸田吟香、浅学でヘボンしか知りませんでした(・_;)。アメリカ彦蔵って凄い人だったんですね!もっと知りたくなりました。謎解きはそれぞれが甲乙つけがたいくらい秀逸!しかも外国人が絡んでとっても面白いです。「筆合戦」はこれからを暗示しているんでしょうか?外国人の風俗と合いまってとりわけ面白かったです。次作で完四郎渡米するんでしょうか?気になります。2015/01/13
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