内容説明
巷の噂を売り買いし、瓦版を発行して一儲けする、江戸の広告代理店・広目屋「藤由」。そこに居候する剣の達人・香冶完四郎と戯作者の仮名垣魯文が、尊皇攘夷の風が吹き荒れる京都の世情を取材すべく旅立った。道案内に雇われたのは、土佐藩の若き武士、坂本龍馬。行く手に降りかかる数々の怪事件に完四郎の推理と剣が冴える、人気捕物帖シリーズ第2弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ryohey_novels
6
完四郎広目帳シリーズ2作目。完四郎と魯文の東海道道中における怪奇事件を描く。作者らしい怪談・伝承たっぷりであるが、似たような話が多いのが若干興ざめ。1作目の安政の大地震のような山場もなく、短編の積み重ねという感じ。一方で坂本龍馬や長州藩との因縁といった幕末~明治の動乱への布石が多く打たれ、3作目以降が期待される。化物が姿を消していく明治期にかけて本作がどのように進んでいくのかは非常に興味深い。2026/02/26
お華
5
★★★★☆スイスイいけます♪幕末とあって、有名どころも出てきて、次が楽しみです(^ν^)2013/08/25
あいちょ。
4
図書館。 完四郎2作目。 ・日本大曲り ・鬼の面 ・はぐれ独楽 ※お岩怪談 ※斬魔剣 ・広芥屋異助 ・白魔王 ※竜の穴 ・首化粧 ※冥土案内 ・天狗殺し ※白雪火事2023/12/01
Susumu Kobayashi
4
香冶完四郎シリーズ第2弾。12編収録の連作短篇集。広目屋の藤由は京都の情報を得て、江戸で瓦版で知らせれば儲かるに違いないと考え、完四郎と魯文を京都に派遣する。旅の道連れば坂本龍馬と医師志望の女性お杳だった。旅立つ前に魯文は予知能力者のお映から道中で遭遇する場面を教えてもらう。やがて、完四郎たちに起きる事件は、ことごとくお映の予言通りであることが判明する。坂本龍馬を出しながら、作者は使い方に戸惑っている様子。表題作は足跡のない殺人トリックのミステリだった。2020/06/02
siva
2
幕末のかなり不穏な空気が満ちた時代が舞台だけれど、どこかほっとする情景も描かれていて江戸の空気感が伝わってくる。推理小説ではあるけれど情感もありやっぱり高橋さんの作品は味があって好き。2013/09/19




