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内容説明
「誰かの役に立ちたい」「人にやさしくしたい」「人を好きになりたい」……そう思いながらも、誰かにつらくあたったり、逆に不用意なひとことに傷つけられたり、心穏やかに過ごせない日があります。そんなときこそ、心を鎮めて、ほほえむことのできる「強さ」を持ちましょう。「理解されたいと願う人は、理解する人になること、慰められてうれしかったら、他人にもやさしい言葉をかけること」「人生においてたいせつなことは倒れないことではなく、起き上がること、そして倒れたことによって、強くなってゆくこと」「宝石に見せかけるのではなく、宝石になる努力を惜しまないこと」――。本書では、あらゆる局面に出遭ったとき、喜びも苦しみもすべてを受容し、自分を、人を愛するために必要な心のあり方を示しています。心ふさぐ日や人生に迷う日も、「ありのままの自分」を認め、かけがえのない“今”を自分らしく生きるための指針となる日々の言葉。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
80
心に響く366の言葉たち。愛がテーマになっており、一日一日、これらの言葉を読むことでその日の想いも変わるような気がしました。今回は一気に読んでしまいましたが、折を見て、毎日一言ずつ刻むように読んでいきたいと思います。2018/04/11
shincha
30
1日1つ。毎日読み続け、1/1に終わりました。また、1年かけて読み進めます。心を安らかに保てますように!2024/01/01
Miyoshi Hirotaka
25
妻の命日を起点に読み始めた。「その日」から遠ざかるうちは癒されたが、ガンを宣告された日を境に積読本へ。その理由の一つは、この本が日記形式であるためだ。日付や季節の移ろいのように時間の経過を示すものが、再び「その日」へと背中を押しているようで辛くなった。もう一つは、文章に命の輝きがあるからだ。在りし日にできなかったことや、しなかったことに次々と光が当たり、ちっとも優しくなかった自分の影がどんどん濃くなる。最近、勇気を出して再読開始。もうすぐ二周目となる。命と正面から向き合うことは日々の行であり、人間の基本。2014/03/16
Gotoran
10
Sr.渡辺の9つの著書から選び抜かれた心に響く366の言葉。無償の愛に根ざし、優しく励まし、時には厳しく。今回気にいた言葉;"世の中には変えられないものがあります。変えられるものもあります。変えられないものは受け容れる心の静けさserenityがたいせつです。かえられるものはかえる勇気courageが大事で、その両者を見分けるdiscernという言葉を使いますけれども、英知が必要です。[10月12日]”~ニーバーの祈り から、これは表現は微妙に異なれど数回出てくる。大切な在り方、心に響く。2011/07/21
廊下とんび
5
10代の頃にカール・ヒルティーの眠られぬ夜のためにを読んだ。やはり365日カレンダー、日記の如く日付を売って書かれている。宗教、宗派に拘わらず、一日のうち床に着く前の少しの間 自分を振り返る時間を持つのも良いかもしれない。意識しなければ日めくりカレンダーを破るかの如く過去のゴミ箱に捨てられかねない一日だから2014/09/07