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内容説明
第9空洞に出てしまった霧亥(キリイ)とシボは、メンサーブに会うべく第8空洞へと戻っていく。その途中で出会った珪素(けいそ)生物から、隠された人間を捜すためにメンサーブを追い詰めているという情報を聞いた霧亥たちはメンサーブのもとへ。しかしメンサーブは転送を開始し、それに巻き込まれた霧亥は異次元へ飛ばされ、シボと離ればなれになってしまった……!!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とんかつラバー
6
最初の巨大建築物を放浪していた時が嘘のように展開が激しい。シボが再び登場するがどの世界線でもアクティブ。ちなみにメンサーヴは植民地で現地の使用人が貴婦人に呼びかける時のマダムみたいな敬称。無機的な世界でAIが女君主のようにふるまい、忠誠を誓い仕える騎士が人間。AI同士が揉めるのはまるで今の組織内の権力争いのようだが、最大目的が「人間の保護」な所がブラック。づるの変わりぶりやシボ対サナカンの再戦など、女性キャラが皆めちゃくちゃかっこいい2025/02/20
紫雲寺 篝
4
時空が歪み時と場所が移り変わる。10年ってマジなのか!?面白いけどわけわかんない。どの人が誰でどの人が今どのような状況なのかとかわからな過ぎる。正直解説本が欲しいレベル。だけどまあ読んでいけばきっとわかるはず。こういう漫画の楽しみ方はハマればとっても楽しいからね。2015/02/04
からすとうさぎ
3
正ヒロインが二人に増殖した上、正ヒロインとライバルヒロインが睨み合って火花バチバチ&敵女幹部がオーバーテクノロジーに換装して巨大化という凄い引きでハーレムSF感が最強に強まった5巻。平行世界と時間跳躍の合わせ技なんてこれだけで漫画一冊書けそうなネタを一話で描き切ってがんがん先に進むテンポが途方もない。実時間的には出会って数日ってところだろう霧亥のことを10年間待ち続けるシボさん情厚すぎてやばい。2014/05/05
misui
3
パラレルワールドまで出てきちゃってさらに混乱を極める第5巻。描写されなかった場面をタイムスリップして描写するといういかにもSF的に凝った作りが面白い。10年ぶりに再会したシボの開口一番の台詞が「助けに来たわよ、霧亥」なのは、やっぱり初登場時を意識したのかな。10年間ずっと練習してたのか(笑)2010/08/10
kengzilla
3
東亜重工の動力炉が暴走して空間が不安定になるとか、そのせいで登場人物が別の時間軸から来た自分と出会うとか、SFらしいお話が展開。そんなネタはもちろんですが、この巻の新型珪素生物が登場する場面は、額に入れて飾っておきたいくらいに痺れる「画」です。作者が、後々重要になるとどこかで言っていた人格をコピーするプラグ(シボの耳の裏のアレ)なんて小道具も出てきます。チップに入る人格って、最近だとオルタ―ド・カーボンにも出てきた定番ガジェットですが。この辺ほんとベンフォードの銀河中心シリーズを思い出して嬉しくなる。2009/04/16