すずめすずなり（３）

著者名：秋山はる【著】

講談社（2015/03発売）

• ISBN：9784063144154

内容説明

すっきり晴れやか完結第３巻！　駅徒歩10分、コンビニ近し、全室南向き。そんなコーポ白百合は「入居者全員が朝食を共にすること」が唯一の入居条件。朝は家族のような、でも単なる賃貸契約者のような、ビミョウな距離の人間関係の中で大家さんの娘・今村多恵子（14歳）は入居中の会社員・橋本修二郎（26歳）に恋心……！　みんな同じ屋根の下の１K賃貸グラフィティ、大団円！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[イーダ]

再々読。やっぱり美少女とかエロとか無いと売れないのかなー。良い作品なのに。と思わずにいられない作品です。心地よい場所も時間と共に変わっていく。美代子さんが彼氏と同棲するためにアパートを出ていくあたりにそれを強く感じます。彼女もこの場所は好きでしょうけど、次のステップの為に起こした行動ですもんね。願わくば新しい住人が良い人で有らんことを。

2019/08/29

[イーダ]

美代子さんの引っ越しや橋本くんへの想いやらで、多恵ちゃんは一気に成長した感じがありますね。橋本くんも｢居場所｣が落ち着いたようで何よりです。この作品、個人的にはお気に入りなんですけど、意外と読んでる人少ないんですね。。派手さは皆無ですけど良い作品なのでお薦めしたいです。

2016/08/24

[あさひ]

3年も同僚に片想い。ヘタレな独身男子・橋本修二郎 26歳。引っ越し先は『入居者全員で一緒に朝食』が条件、少し変わった住人たちが集う『コーポ白百合』です。大家の娘は難しいお年頃の14歳、地味めな眼鏡娘・多恵ちゃん。橋本に恋をします。その様が初々しくて、いじらしくて、可愛いらしい。恥ずかしい思いもするけど、恋って良いものだったと懐かしく思います。いつから疲れて面倒臭いものになってしまったのだろう？ そんな枯れた女子におすすめ。良作です。

2013/11/12

[縁の下 書庫]

「オクターブ」を描かれた方によるアパートメントコメディ。由緒正しい賃貸住宅ものの漫画だった。「過ぎ去っていくけれど大切なもの」がきちんと描かれている。若干回収しきれていないものが目立つ気はしたけれど、全体として面白かったし、多恵子の中学生という年齢を考えると、ラストもいい落としどころだったように思う。

2011/10/14

[なにがし]

普通に素晴らしき青春グラフィティじゃねぇかよぅ。自分を見てる気分になったじゃねぇかよぅ。

2008/11/11