内容説明
武器屋「エクス・ガリバー」が、新装開店して迎えた最初の冬。記録的な大雪に耐えきれず店が崩壊した。でも、店を再建する金なんてない! 呆然とするマーガスたちの元に、遠くの街・デルガドから手紙が届くが――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
26
再読。シリーズ第三弾は天下一武器屋祭の前編。記録的大雪によってエクス・ガリバーが潰れてしまうところから始まる話。武器屋祭とは一体なんなのか。今回は武器屋祭の舞台となる街にたどり着くまでしか描かれ無いので、そこまでの盛り上がりはありませんが、キキャラの個性を生かしたドタバタ展開の安定感は変わらず高かったです。サンクマリカを一週間見れ無いだけでストレスで寝込むとかイッコ突き抜けすぎでしょ。あと年相応なケンジは見ててほっこりしますね。ミニィちゃんの恋とエクス・ガリバーの優勝はどうなるのか。次巻も読みます。2015/10/18
のれん
13
上下巻構成で次巻に続く布石の内容を結構細かく描いている。 ラノベや漫画のような連続シリーズは単巻・単話構成でまとめてしまうことが多いので、こういう落ち着いた方式は有り難い。 内容は某ドラゴンボール感ある大会出場の道のりを描いていて、『世界の車窓から』みたいな景色描写が結構書き込まれてる。作者のこれいいな、って思ったアイデアを即使える柔らかさが伝わる感じ。 今作のテーマはモラトリアム。自分が進む道、やりたい役割を思考する物語だ。悩んでる事が多いのにとりあえず行動する能動的な所はギャップがあり個人的に好き。2021/06/06
梅みかん
5
マーガスは他のメンバーと比べて自分に自信がないから、悩むのかもしれない。悩みながらもどうにかしようと足掻いて、一生懸命な所がマーガスの長所。 ドラゴンプテラに襲われて、まさかの理由で荒野に置き去りにされ、そこからの起死回生の方法とか、マーガスの自分で見つけた悩みへの答えとかがよかった。2020/11/14
鑑真@本の虫
4
シリーズ三巻。 記録的大雪で崩れてしまったエクス・ガリバー。 失意のエクスメンバーに、ロトから「天下一武器屋祭」への推薦状が届く。 今回は、天下一武器屋祭前編である。 大陸横断列車に乗った一行のドタバタ劇がメインとなる。 必死にクールぶりつつも、わくわくが抑えきれていないケンジが可愛い。 何だかんだ、やはり十二歳である。 予期せぬ事態で分断の危機に晒されたエクスだが、 結束力はやはり高い。 だんだん成長していくエクスが微笑ましい限りである。 さて、続くは天下一武器屋祭後編。 予・本選が楽しみだ。2014/10/16
M2
1
表紙のイケメン誰!?と思ったらケンジでしたか(笑)今回も楽しい一冊でしたが、私の萌えキャラドノヴァンくんに変な属性がどんどん追加されてるような…。そしてまさかのTo be continued とは。次巻も買っておいてよかった。2015/11/27