- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
ひきこもりの背景にはさまざまな要因があります。その一つが家族関係、生育環境にあることはまちがいないでしょう。しかし、現代の子育てや教育の困難、そこからくる焦りや不安感は、個人の事情を超え、社会全体に共通する問題としてとらえるべきことです。このような理解のもとで、子ども・若者たちを受けとめ、家族を含めて支援していくにはどうしたらいいのでしょうか。本書は相談活動だけでなく、ひきこもり経験者たちの社会復帰のための「仕事さがし」「仕事おこし」まで行う著者が、その活動のなかで見いだした支援のあり方、そして多様な「出口」の可能性を具体的にまとめたものです。
目次
第1章 虐待の周縁にある躾(ひきこもりの背景と意味 無意識の、善意による躾のもとで ほか)
第2章 “ひきこもり期”の発見(人とかかわる力 社会性を身につけるとは ほか)
第3章 ひきこもりからの復帰(学校・職場復帰と同世代復帰 当事者・家族を社会から孤立させない ほか)
終章 ひきこもり―腐敗した世界の気弱な摘出者
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう。
8
ひきこもりの要因は様々です。そのなかには家族要因や生育要因があり、この本ではそのことを中心に述べられています。面白いと思ったのは、ひきこもり当事者の《ひきこもり期》を設定してみて、そこを通ることで自立・人間としての成長をしているとみてみるとどうだろうかという提起です。当事者なりの模索期だと捉えることだと思いますが、ひきこもりを否定するのではない考え方になるほどとも思いました。ひきこもりを経験し、その感情と感覚を大切にしたままで社会復帰することの大切さでしょうか。全体的には、著者の経験に基づいた内容です。2014/08/18




