ウィングス・コミックス 罪と罰（２）

著者名：鈴木有布子【著】

新書館（2012/02発売）

• ISBN：9784403618208

内容説明

かつて一色家を呪っていたざしきわらしの神さんも、今や家族の一員に。太郎の運が悪い事を除けば、いたって平穏な日々が続いていた。だが突然、諸悪の根源であった放浪中の放蕩親父一郎が帰宅! さっそく神さんでひと儲けしようという発言をかまし、ハジメを怒らせ、太郎がふたりのケンカを必死で止める始末。そんな一郎は仕事の都合で帰ってきたと告げるが、果たしてその真意は……!? 表題シリーズ3作と描き下ろし番外篇｢一生のお願い｣、そしてショートストーリー｢おもひでまくら｣を収録。 読めば思わずほっこり笑顔が浮かぶ一色家流ファミリータイズ第二弾!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[のんたん]

放蕩父ちゃん、わ、若い・・・(゜o゜)そして、奥さんの死を直視したくなかった一途で健気な愛に泣けた。こういう夫婦もいいなぁ。そして奥さんに似ているからと唯一連絡を取っている次男坊っていうのも…。家族のいろいろを背負って、真面目に頑張ってきた長男のハジメさんの、お父さんに対する複雑な気持ちや、振り回されたくないという生真面目さも愛おしい。

2015/05/08

[あじつ]

買ったの忘れてて数年単位で積んでたのに不意にビニール開けて読んでみたら号泣ですわT^T 何巻まで出てんだこれ

2014/10/29

[ひなにゃんこ]

★3.5　《すっかり家族の一員になった神様。でも太郎の不幸体質は相変わらずで、訳あり妊婦が転がり込んだり、幼馴染の女の子とギクシャクしたり、放蕩親父が帰ってきて引っ掻き回したり…》 一色家の面々の温かさが心地よく、そんな中で親父さんのダメっぷりは際立つなぁ。純粋な所も垣間見えたけど、それにしたってアカン！(笑)

2014/03/05

[潮]

噂の父ちゃん登場の巻。本当にどうしようもない人だけど、一途にお母さんを想っている一面をみると憎めないとう太郎の言っていることが分かる気がした。というか、達観できる太郎はすごいな。いい息子たちを持って父ちゃん幸せ者だよ…。神さんは相変わらず一色家に馴染んで家族になっているのがいい。しかも神さん今回はざしきわらしだけでなく、太郎君の恋のキューピットまで勤めちゃって、ホント素敵な神様だｗ

2011/07/05

[李]

本編も面白かったけど、同時収録の「おもひでまくら」と「一生のお願い」が良かった。この作品の原形ともなってるのに、味わい深い作品でした。「一生のお願い」はただただ泣けた。あんなにろくでなしのお父さんが、弱くてかっこわるいけどかっこよくて、最後に椅子に突っ伏して泣くシーンはほんと良かった。でも、カバー裏は相変わらずな感じで面白かった。

2010/01/17