内容説明
蘭印資源地帯を巡る攻防で日本軍は米太平洋艦隊を撃破した。互いに戦力の拡充を図り、戦線は膠着する。だが、昭和18年11月、ついに米軍は“フリントロック”作戦を発動し、本格的なマーシャル諸島侵攻を開始。迎え撃つ新鋭防空巡洋艦「阿賀野」に米艦爆が急降下爆撃を敢行し、米海軍史上最大最強の戦艦「モンタナ」は艦砲で飛行場を粉砕する。壊滅寸前のマーシャルを救うべく新鋭空母「武蔵」が猛進!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かくれんぼ
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細かい戦闘シーンには興味がないので速読したけど、日本が善戦することにより戦略的な面の話があるとこはしっかり読んだ。欧州戦線とかソ連が負けちゃっていてそっちも気になる 2013/05/15
ニミッツクラス
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海の牙城の一作目で「遠き曙光」から通算5作目。米英軍は、持たざる国日本の南方資源地帯の制圧に失敗し、さらに艦隊にも大打撃を受ける。これがヨーロッパ戦線に大きな影響を及ぼしているのだが、本書ではサラリと流されてしまった。膠着状態のうちに体制を整え直した米軍は数度のジャブの後、空母7隻、大型戦艦1隻、多数の艦戦F6Fを投入してマーシャル攻略のストレートパンチを繰り出す。マーシャルを潔く国防圏から切り離した日本だが、防衛も限界だ。陸海軍協調のもと、空母「武蔵」も投入してクロスカウンターを狙う。★★★★☆☆2012/02/18