内容説明
峠の山賊、国境の地雷原をやり過ごし、不肖いよいよ戦場へ! 直後、不肖を大規模な砲撃が襲った。轟く砲音、飛び散る弾丸、「アカン、目が見えん」…不肖・宮嶋、ついにここまでか!? タリバンと北部同盟の激戦続くアフガニスタンで、まさに命がけの従軍取材。果たして不肖の眼に、正義はいかに映ったか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スー
10
今回も困難の連続でしかも今度はRPGの攻撃を身近に受け命の危険を感じるほどなのに何故か面白い。やっぱりこの下品さと関西弁の賜物でしょうか。下巻では子供が多数登場しますがどの子も過酷な環境でも笑顔で走り回る姿に感動しました。やっぱり子供に一番似合うのは笑顔ですね。アフガンに居る記者達のトイレの話も面白く日本人記者が救援物資の便座を首からかけて写真を撮る程喜んでいたのはシュールでした。あの地にいた者しかわからないのでしょう。最後に訪れた女子高や小学校の生徒達の真剣な眼差しが印象的でした。日本は恵まれている。2017/08/26
にやり2世
0
語尾おもしろい。~のら、とか。裏切りボッタクリをこれだけやられて人間嫌いにならないのかな。2016/02/18
キミ兄
0
カブール近郊における取材活動、北部同盟の身近な姿など。☆☆☆☆。2010/09/01
うらら
0
上下巻を通して、この感想欄には書ききれないほど、色んなことを感じさせてくれたが、とりあえず、整備の腕のいいしかめつらの運ちゃんがシブかった。私もこの運ちゃんみたいな人間になりたい、と憧れた。それと、ゼロハリバートンのスーツケースがめちゃくちゃ欲しくなった。 2011/02/20
がんぞ
0
タリバン政権はあっけなく崩壊し竜頭蛇尾の結果に終わったともいえるが、人生はそんなものなのだろう。著者の本業はカメラマンでなんと21Cになってなお銀塩にこだわってデジカメを持たないらしい。多様な報道機関にほとんど即時の衛星通信が供給されている(料金もリーズナブルだがU.S.から盗聴され放題)から、ふたたび(’89)6.4は起こりえないと言えるだろうか?2012/01/25